むかし、むかし、あるところに、大きな木がありました。
かつらの木です。
くまが、なにか、見つけたようです。
くまは、木登りが上手、どうやら、見つけたのは、蜂の巣です。
くまは、みんな、蜂蜜がだいすき、もうすこしで、手が届くよ~。
だいじょうぶかなあと、くまのお友だち。
心配そうに見上げていますよ。
蜂のお母さんがくまを見つけたようです。
お家をねらっているのはだ~れ、蜂のお母さんは、飛んできて、くまの目の上をチクッ。
うわ~ん、痛いよう~、手を頭にやったくまは、ずるっ。
あれっ、どし~ん。
木から落ちてしまって、お尻も痛いし....うわ~ん。
ショボ~ン。
絆創膏を貼ってもらったけれど、まだまだ、痛いんです。
あまくておいしいよ~、自分でとった蜂蜜だもん、特別。
でも、独り占めはいけないね、お友だちとパーティーしよう。
わ~い、おいしい、くまさん、ありがとう。
めでたし、めでたし、今日のお話はこれで、おしまい。
うふふ、おまけ....。
めでたし、めでたしの舞台裏。
★
梅雨の晴れ間の1日、いつも、くまの展示や写真撮影を手伝ってくれる友だちの家の庭で、写真を撮った。
主役は、スウェーデンから連れて帰ったくま、くたくたなので、いろんな動作ができるし、なんとなくとぼけた表情が、なかなかのキャラ。
他の出演者は、自作のはうさぎ2匹とりすだけ、ライオン、犬たちは既製品、自作のくまたちは、雰囲気に合わなかったので、このたびは、おるすばん。
簡単なストーリーだが、撮影は、楽しい時間だった。