Teddy Bear’s Diary

自作のテディベアの写真で、絵本を読んでいくようなページをつくりたい

「そだちノート」(2-1)

2015-04-09 | テディベア

3月生まれの赤ちゃんのママにプレゼントしようと絵本ナビの企画に応募していたら、当選しました。
俵万智さんの「そだちノート」です。

 

目次を見ただけで、なんだかしあわせな予感…。

 

はじめに
(前略)
短歌でなくても、日々の気づきを言葉にしておくことは、未来の自分、そして未来の子どもへの大きな贈り物になります。
かけらのような言葉が一つあれば、つぎつぎと記憶のピースがつながって、その頃の風景や風景や表情が蘇ります。
赤ちゃんとの日々を書きとめておくための、メモしやすいノートのようなものがあれば……「そだちノート」は、そんな思いから生まれました。
(後略)

 

おなかのなか
海底を走る列車の音がする深夜おまえの心音を聞く

 

各項目ごとに、万智さんの短歌が記され、ページをめくると、赤ちゃんのパパやママが書きこめるページがあります。

 

準備
陽のにおいくるんでタオルたたみおり母となる日が我にもあらん

 

名前
読みやすく覚えやすくて感じよく平凡すぎず非凡すぎぬ名

 

春夏秋冬
熊のように眠れそうだよ母さんはおまえに会える次の春まで

 

うまれる
バンザイの姿勢で眠りいる吾子よ そうだバンザイ生まれてバンザイ

 

おじいちゃん おばあちゃん
孫に語る「ねずみとクモ」の物語 わたしにも昔聞かせてくれた

目次にそって、万智さんの短歌が載っているページと、そのなかの短歌から私のすきな短歌を一首選んで紹介しています。
途中を飛ばして、1回で終わろうと思いましたが、どのページもすてきなので、今日と明日2回で全部のページを紹介することにしました。
「サラダ記念日」で鮮烈なデビューをした俵万智さん、母親になる前の気持ち、なってからの気持ちがやさしい言葉で、でも、誰にもできそうでいて彼女の感性でなければとらえられない言葉で記されています。
(明日に続く)