帯には2015年本屋大賞ノミネート!!とありますが、先日、本屋大賞を受賞した「上橋菜穂子さんの鹿の王」上下巻です。
上巻の帯に記された言葉。
下巻の帯に記された言葉。
帯をはずしたカバーの美しい挿画が物語を暗示しています。
上巻の目次を見ただけで、物語の世界に引き込まれていきます。
読みはじめると、未知の世界なのですが、ふしぎなことに、鮮やかな映像が見えてきます。
登場人物が生き生きと魅力的です。
私が映像作家だったら、大変だけれど、それを乗り越えて、すぐに、作品にしたいと思いながら、上巻565ページを一気に読み終えて、下巻に移るところです。
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漢字の読み方がむつかしいのですが、1字1字が意味を持っているように、非常に美しく感じるので、そこで立ち止まったりもしています。
たとえば、東乎瑠(ツオル)、那多瑠(ナタル)、飛鹿(ピユイカ)、黒狼熱(ミツツアル)、裏返し(オツフア)などです。