Teddy Bear’s Diary

自作のテディベアの写真で、絵本を読んでいくようなページをつくりたい

森の秋

2012-09-20 | テディベア

ようやく、朝晩、涼しくなってきて、秋がやってきたという感じです。
今年、100回目を迎えた日本水彩画展に出品した夫の友だちが作品の絵はがきを送ってくれました。

 

石川県白山の麓に広がるブナ林で描いたそうです。
水彩絵の具も水彩画のタッチもだいすきです。

          

 

 

 

訪れた北海道でのスケッチ、季節の果物のスケッチの絵はがきも同封されていました。
うれしい心遣いのプレゼントでした。

宇山の花たち

2012-09-19 | テディベア

「宇山DNA」のメイン会場でもあり、おいしいお蕎麦を食べられる「さわやか茶屋」のある宇山小学校、今は廃校になっていますが、2階の図書室の前の廊下には「強く正しく明るく」の校訓が掛けてありました。
私が卒業した岡山市立南方小学校の校訓が一文字違いの「清く正しく明るく」でした。
 

 

校庭の一角には、小さな二宮金次郎の銅像もあり、

 

渡り廊下のそばには、北緯三四度三〇分四四秒と東経一三二度四八分五秒と彫られた石柱があって、反対側には海抜三五〇米と刻まれていました。

         

 

 

 

 

  

 

作品が展示されている山あいや道端には、コスモス、フウロソウ、ツユクサ、ヤブラン、ハギ、クズなど可憐な草花が咲いていました。
黄色のエニシダに似た花は名前がわかりません。

風と牛と蕎麦畑と

2012-09-18 | テディベア

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広い蕎麦畑のなかに牛がいて、その周りに人間が、よく見ると、畑の中に道が作ってあり、降りていって、牛のお腹の中を通り抜けられるようになっていました。
胴体のアクリル板には牛のまだら模様が施され、角には古い農機具が使われています。
福島俊をさんの〔風と牛と麦畑と〕です。
作家所感
 宇山に初めて訪れて集落を案内されて一番印象に残ったのが「牛神社」という神社があったこと。残念ながらその神社は廃墟のように朽ち果てて草ぼうぼうであったこと。昔、牛がいかに大切に思われてたか、そしてその牛は今では1頭もいなくなったこと。神社が朽ち果てるのも仕方ないことかもしれない。
 立ち止まって風を感ずれば遠い記憶が蘇ってくる。平地の少ないこの土地での暮らしや農作業は大変だったに違いない。がしかし山から山、谷から谷へ吹き渡る風は人や牛に心地よさを運んでくれる、蕎麦の花の香りを運んでくれる。
 この宇山の土地のDNAは遠い記憶の中に刻まれている。
 作品のイメージは風そよぐ蕎麦畑の中で牛と人々とが感謝の祭りに興じている、そんな遠い記憶。

急な石段を登らないと行けない安広神社の2作品など、見られなかったものもありますが、宇山の自然の中ですばらしい作品に出会えた一日でした。
廃校になった小学校で地域の方たちがひらいている「そば処さわやか茶屋」のお蕎麦もびっくりするほどのおいしさでした。
「宇山DNA」は今週の日曜日9月23日まで開かれていますので、ぜひ、お出かけください。

宇山の玉5

2012-09-17 | テディベア

薫さんの〔宇山 たま 玉 たま5〕
宇山の人たちと切り出した宇山の竹で作られています、小高い丘の上なので、登らずに下から見上げて撮りました。
作者の言葉では、宇山を創る自然の4大元素「空気(風)、火(陽)、土、水」と宇山の人たちが宇山の玉5だと表現されています。

 

鳥谷部圭子さんの〔STAR CHILD〕
宇山の地に宇宙からのメッセンジャー「STAR CHILD」が降りてきたという発想からはじまったそうです。

 

随行奏子さんの〔林に、ぬ〕
「自分の意思や作品自体、意味のないものを作ろう」と場所の持つ圧倒的なエネルギーを前に思ったとのことでした。

 

杉谷一考さんの〔monster〕
竹林の中で息づく陶の作品です。

 

もうひとり(小野環さん、三上清仁さん)の〔Scab〕
人が通らなくなった道の傍らで傾き、かろうじて建っていた小屋を見つけて、その小屋が眺め続けてきた宇山の時間を浮かび上がらせたいと思ったそうです。

 

中を覗くと、曲がった古い竹がその時間を静かに語ってくれました。

 

大成大輔さんの〔巡り〕
ここ数年の作者の環境や心境の変化はとても大きく、それが作品に投影されて、「巡り」は心のなかのローテーションを示しているそうです。

 

友定睦さんの〔Law Materials〕
現在は使われなくなった倉庫に、宇山の村内から集めた廃材などで作られた巨大な蜘蛛が現れました。

 

人々と農耕に従事した牛たちが大事にされていたことを物語る牛神社の祠、そこの能舞殿には、

 

向井じゅんこさんの〔田園〕
田植え前の水面に映ったある風景が置かれているそうです。

 

大島愛さんの〔いたちごっこ〕
宇山の緑を素材に取り入れたアニメーションだそうですが、プロジェクターの故障で見ることができませんでした。
★、
9月8日から23日まで東広島市河内町宇山でひらかれている「宇山DNA」の作品を紹介しています。
作品紹介は明日まで、明後日の宇山で出合った花たちの紹介で終わる予定です。

★★★
和さんのコメントを読んで「作家所感」を追記 12:45

大成大輔〔巡り〕
 この宇山の土地が長い時間をかけて変化していく様に、私の人生における短い制作活動の中でもたくさんの変化があります。
 ここ数年の私自身の環境や心境の変化はとても大きく、それはおのずと作品に投影されます。
 「巡り」とは心のなかのローテーションを示します。

友定睦〔Raw Materials〕
 耕作地において農業害虫の天敵である蜘蛛は、益虫として重視されてきました。また、日本では古くから蜘蛛を縁起の良いものとする風習があったそうです。しかし、現代では不気味な容姿や、家中に巣を作り壁を汚すことなどから害虫とみなされています。
 現在は使われなくなった倉庫に蜘蛛はお役御免ですが、皮肉なことにどんな害虫もやっつけてしまいそうな巨大な蜘蛛が現れました。この蜘蛛は宇山の村内から集めた廃材などを用いて作られています。

杉谷一考〔monster〕
 私は自分自身の内面、あるいは「人」そのものの普遍的な精神のありようを陶を素材として制作しています。今回、出品する「monster」という動物のようなものは、その世界観を表す象徴的な存在です。
 私を含め、「人」というのは自分自身の中に何かよくわからない、理解できなかったり意識できない部分、そういうものを「monster」として表現しています。また、制作のイメージを小説から得ることが多く、特に今回の作品はカポーティ著の「冷血」という小説から影響を受けていたりします。作品を設置する場所は竹林という野外になり、太陽の光で作品の表情が微妙に変化するように釉薬をかけました。今回の展示では、竹林という空間がある種の非現実的で不思議な空間になればと思っています。

ゆめ水車-北の星-

2012-09-16 | テディベア

廃校になった宇山小学校の元図書室は、

 

生活に使われていた道具類の資料館になっているのですが、

 

桜田知文さんの〔Art in「 MASU」〕がその道具たちのなかに紛れこむように展示されています。

         

山本辰典さんの〔その空間は如何なる場所か〕
ガラスケースに入っていて、窓の外側の山の風景が作品に写りこんでいます。

 

岡嶋晶子さんの〔つま先立ちで見る〕
本の1ページ1ページづつの紙で構成されています。

 

的場知美さんの〔アート・オリエンテーリングゲーム「宇山姫物語」〕
宇山の自然や花たちがスクリーンに映され、静かに宇山姫の物語が語られます。

 

難波章人さんの〔空間ドローイング~大地~〕
鉄の素材で、生命体の抜け殻をイメージして作られています。

 

米田章さんの〔eruption〕
防火水槽として使われている廃プール、スイッチを押すと噴水が吹き出します。

 

腰本悦二さんの〔ゆめ水車-北の星-〕

 

星の形の水車が水の力で回っています。

 

作者の言葉
 星になりたい… 
 水車はつぶやきました。
 遠い昔、宇山村のあちこちには大小様々な水車があって、年がら年中カタコト回り続けておりました。
 働きづめの水車は近頃弱ってきて、殻搗く杵が持ち上げられません。石臼は動いてくれません。
 夜更けに空を見上げると「キラッキラッ一緒に光ろうよ」遠くのとおくの声でした。
 何時の日かカタコト回る星の幻

作品コメント
 そうなんよ そうなんよ

お宮の石段 百いくつ
七十かぞえて目が回る

お寺の山門 じゃんけんぽん
夕日に染まって 西宇山

七つのお城に 夜が明ける
東宇山は 霧の海

ゆめの水車に 願ける
千年万年 北の星

 そうなんよ そうなんよ

今日紹介の作品は、廃校になった宇山小学校の図書室、教室、和室、校庭、プールに展示されています。
それぞれの作品にそえられた作者の言葉もすてきなのですが、腰本悦二さんの〔ゆめ水車-北の星-〕を紹介しました。

音霊(おとだま)

2012-09-15 | テディベア

 

 
 

 

 

 

 

東広島市河内町宇山でひらかれている「宇山DNA」に出品のkatsuraさんのご主人寺田勝彦さんの作品「音霊(おとだま)」です。
教念寺の鐘撞き堂を兼ねた山門に展示されています。
宇山は小学校も廃校になってしまった地域ですが、山間の田を渡る風を受けて、美しくなびく藍染の造形作品が自然の中で息づいていました。

 

同じ教念寺の本堂の前に展示された高木茂登さんの「月の舟」です。

    

9月12日の中国新聞に載った記事、「月の舟」を見ているのは、初日にお出かけのアゲハさんご一家です。

 

昨日、katsuraさんの車で、ガリさん、Mさんと4人で行ってきました。
自然と共存する作品を何回かに分けてご紹介します。

このたびはリーフレットのほかに、作者の所感をプリントしたものもいただきましたので、原文のまま、転載します。

〔音霊(おとだま)〕
 教念寺鐘つき棟はユニークな建物である。立派な山門の上階に小さな鐘がつるされている。やさしく包み込むような音色である。この鐘音が、いくどとなくこの町に彩りを与えて来た事だろう。
 宇山は山間の小さな町である。小学校等はすでに廃校になり、案内していただいた日にも若者の姿はほとんど無かった。ひっそりとゆったりと時を刻む、そんな町である。
 雄大な自然の中、これまでこの地で暮らして来た人々の思いが、教念寺の鐘音と共に形になればと思い、この作品を制作した。

〔月の舟〕
 蕎麦の花に導かれて、偶然、この山里を訪れたのはもう10年位前の初秋のことだ。山間の傾斜地に点在する古民家、小さな社、よく耕された畑地。時が止まったかのように昔の面影を遺す田園風景が広がるこの集落の佇まいに、なぜか懐かしさを感じた。何より蕎麦が美味しかったし、素朴な暮らしぶりにも惹かれ、以来、毎年のように蕎麦を目当てに通ってきた。他人に教えるといっても場所を説明するのが難しく、知る人ぞ知る、私にとっては秘境、秘密の隠れ里であった。3年ごとに開催されてきた東広島現代美術プログラムの会場地になり、そこに自分の作品を並べることになろうとは、何とも奇縁である。
作品コメント
 宇山の集落の人々の心のよりどころでもあり続けてきたであろう教念寺。とこしえの世界に旅立つ拠点でもあっただろうその本堂の正面に、白い船を浮かべてみた。

オムライス ヘイ!(続)

2012-09-14 | テディベア

ここがかんじん さあいくぞ! はんじゅくだ!

 

はんじゅくだ!

 

きんちょうだ!

 

きんちょうだ!

 

おさらにいれるぞ さあいくぞ しゅうちゅうだ!

 

しゅうちゅうだ!

 

てんさいだ!

 

てんさいだ!

 

ケチャップでほし! オムライス、ヘイ! だいせいこう!

 

とまとでハート! スパニッシュオムレツ、ヘイ! だいせいこう!

絵本にはお料理の過程がもっとくわしく描かれていますが、端折っています。

くーたんのスパニッシュオムレツお料理メモ
じゃがいもはサイコロに切って、茹でる。
とまとの皮は湯むき、サイコロに切って、種を除く。
卵をほぐすとき、牛乳をすこし入れるとふわっとする、味付けは塩、胡椒だけでシンプルに。

オムライス ヘイ!

2012-09-13 | テディベア

「オムライス ヘイ!」、おいしいおいしい絵本ですのキャッチフレーズ。

 

作者武田美穂さんのサイン入りです。

 

うんっ、てんさいだ!?

 

ぼくだって、てんさいだ!

 

この絵本はお料理のレシピつき。

 

よ~し、ぼくも、作るよ~。

 

オムライス、ヘイ! ざいりょうだ!

 

スパニッシュオムレツ、ヘイ! ざいりょうだ!

 

つぎはたまごだ ひとりにふたつ

 

つぎはたまごだ ひとりにふたつ
さて、くーたんの挑戦は? 明日に続く

9月のくま

2012-09-12 | テディベア

被災した仙台の養護施設へ届けたいと毎月1体か2体づつ作っているくま、このところ月初めには出来上がっているので、気にはなっていたのですが、体力の回復がいまひとつなので、のびのびになっていました。
先日、やっととりかかりましたが、

 

はさみでカットする段階で早くも挫折、しっかりした生地なので、思いがけず体力がいりました。
術後もクロスステッチをしていたので、手を動かしているという自負があったのですが、糸を切るだけとボア生地を切るのとでは大違いでした。
で、1日目はここでストップ、

 

2日目に、ミシンをかけて、

 

といっても、顔の鼻の先とか足の裏とかは、うまくかけられないので、手縫いです。

 

かあさん、ぼくもこうして生まれてきたの?
そうね、くーたんはスウェーデン生まれだから、スウェーデンの人たちがこうして心を込めて生んでくれたのね。

 

そして、3日目、綿を詰めて、頭と両手足にジョイントをセットして、顔を仕上げて、

 

胴に5か所のジョイントを止めて、

 

いつもだと1日で仕上げるところを3日がかりでした。
でも、なんとか、できてよかった~、カットしたもう1体分は今月中にできれば再トライして、無理だったら来月に回します。

 

ねえ、ぼくもりんご狩り、寄せて~。
生まれたばかりのくまがブーフとウィッツィーに声をかけ、いっしょに楽しんでいました。

 

うふっ、ブーフにもらったりんごだよ。
9枚目の写真、ブーフたちとのりんご狩りのシーンは合成ではなくて、パソコンの壁紙の前で撮ったものです。

むしゃんよか

2012-09-11 | テディベア

 

よかおとこ(イケメン、美男子)

 

 

むぞらしか(かわいい)

 

 

むげなこつ(かわいそうな)

 

 

むしゃんよか(かっこいい)

 

 

はがあうとたい(気が合うんだよ)

熊本方言トランプからピックアップした言葉に合う我が家のくまたちのショットを過去のブログ写真のなかから拾い出しました、親ばかちゃんりんです。

 

おまけの写真1、カノンさん家のスタバっくんと熊王子&ユミさん家のこいもちゃん、「はがあうとたい」から発展して、結婚を約束するまでになりました。

 

おまけの写真2、まーく2さん家のコナスさんとメイは、「はがあうとたい」を持続中です。

今日とりあげた言葉以外の昨日のわから~ん言葉の意味
びびんがた(肩車)
まっぽし(まったくそのとおり)
せいしょこさん(加藤清正)
あるしこ(あるだけ)
えしれん(ろくでもない)
がまだす(がんばる)
やおいかん(容易でない)
うーばち(大ぼら)