平成28年4月9日に神奈川県横浜市青葉区の青葉公会堂で
公益社団法人日本吟道学院公認 修神会(会長井上邦神)春季吟道大会が開催されました。
今回、私は3教場6組の独吟、合吟の動画を撮影しました。
その吟の様子をプログラム順に6回連載でお送りします。
第1回目はプログラム番号5番目に登場した
九月十三夜陣中の作(上杉謙信作) 吟者大陽日酸教場 平原正吟さんです。
https://youtu.be/VWIGCw1E3i0?t=11s
私たちはこれからも詩吟の世界を探究していくつもりですから、
皆様からの批評をお待ちしております。
平原さんの自己PR及び感想
『私(平原正吟)は、3年前に現役を退き、予てより習いたいと思っていた詩吟教室を探していたところ、大学同窓会で後輩が師範をしていることが分かり、大陽日酸本社教場の仲間に入り、若い社員と練習して2年近くが経ちました。今般、古希を過ぎてからの独吟初チャレンジですが、さらに腕(声)を磨き、頑張りたいと思っています。
今回のこの詩「九月十三夜陣中の作」には、越後越中の山々に更に能登も併せて雄大な景色を眺めている勝ち誇った勇猛武将謙信がいます。一方、遠征の身を案じている故郷の家族の思いやりの心に想いを馳せる繊細な謙信もいます。勝利の美酒が、戦場から故郷の人々へ想いを飛ばせたのかもしれません。私(平原正吟)はこの詩に込めた謙信の気持ちに出来るだけ入り込んで吟じたつもりですが、如何でしょうか?』
1.詩文は次の通りです。
九月十三夜陣中の作 上杉謙信
霜は 軍営に満ちて 秋気清し 数行の過雁 月三更
越山 併せ得たり 能州の景 遮莫(さもあらばあれ) 家郷 遠征を憶う
2.詩のこころは次の通りです。
天正五年九月、作者謙信は織田信長の遊佐弾正が守っていた能登の七尾城を陥しいれた。
兵を休めること二日、旧暦九月十三夜の月見に当たったので、観月の宴を催して、意気揚々と作った詩です。
悠大な月夜の眺め、勝ち誇った豪放な気分、英雄謙信の面目が躍如としています。
おまけ
私(指方順一郎)の故郷は長崎県大村市です。私(指方順一郎)がH28年4月に実家帰省した折に撮影した大村桜です。
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