先週から続きます。
7おわりに
「あなたのそばに吟詠を」を書き始めて30回を越して、いよいよ終りに近づいてきた。
気になっていることを追記しながらこのシリーズを終りにしたい。
先ず私は、詩を深く読むことにより先人の生き方を学ぶことが出来た。
更に、吟を通して、人の道の在り方を無我の境地で吟じることにより、
何事にも動ぜず、平常心を養い、同じ道を究める仲間と協調心や思いやりなどを求めて歩いていくことが出来た。
『詩吟とは何ぞや』ということについて、詩吟創始者の言を師匠から
「詩吟とは気を養う道である」と聞いたことはがある。
つまり『一吟して気力を受実し、熱吟して喜怒哀楽等の情を和らげるのでなくてはならない。
そしてその境地に達してこそ、詩吟の良さ、吟道の有り難さがしみじみと解ってくる。
解ってきたら、吟道を広め、その燈火を高く掲げて、世の中を照らすことが務めなのである。』と説いている。
私は未だ未だその境地は無理であるが、その扉を開け、その中に入り得た気がする。
明日に続きます。
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