民間軍事会社を設立し、その実績作りとリサーチのために危険極まりない地域に
入っていた日本人・湯川遥菜氏が、最も過激で危険な「イスラム国」と称する
テロ集団に拘束されたと云うが、今回ばかりは自業自得であり、自己責任に属する
話であると私は思う。
これまでの高遠菜穂子さんたちの場合は、食糧や医療も含め困難な状態に陥って
いる人々への支援活動であり、ボランティア活動であったので、日本政府は当然
この人々の保護に動くべきであったが、「自己責任」として切り捨てた。
幸い、高遠菜穂子さん達は、その交渉力と実績が認められて解放に至ったが、
帰国しても政府や少なからぬ日本人から冷たい視線を受けた。
しかし、今回の湯川遥菜の場合は全然事情が異なる。
Web情報などによれば、彼は民間軍事会社を設立して、中東などの戦闘地域で
ひと儲けしようと企んだ輩であり、その仕事は当然人の命を危険にさらし、戦死も
想定したものであることは間違いない。
仮にミリタリーショップ経営の経験から、武器の売買だけを行う予定であった
としても、それはまさに「死の商人」であり命をやり取りすることに変わりは無い。
その民間軍事会社の実績作りとリサーチのために危険極まりない地域に
入ったのだから、拘束されたのは、これこそ自己責任・自業自得である。
人を殺すことを仕事にしようとしたのだから、殺されても やむをえまい。
救出にあたる人々や交渉する人々にとっては、迷惑千万な話である。
高遠菜穂子さんが Twitterでも この事件に触れていないのは当然だと思う。
なお、高遠さんは現在も【イラククルド自治区アルビル】アンカワ地区で
赤ちゃんの必需品とか衛生用品などを届ける活動を展開中のようです。
高遠菜穂子 公式 Twitter @NahokoTakato
湯川遥菜の行動は、イラクで行動している高遠菜穂子さんや
アフガニスタンで活動する「ペシャワール会(中村哲代表)」など
少なからぬ善意のボランティアの活動にも困難と混乱をもたらす可能性が高い。
憲法9条を持つ日本と云うことで、日本人は高い信頼感と道義性を評価されて
来たのに、日本人が「死の商人」に成り下がったことで、信用失墜に成りかねない。
また、湯川遥菜は写真家を名乗っていると云う。 Cameraman か Photographer
かは知らないが、彼が写真家を名乗ったことで、多くのジャーナリストや
報道カメラマンも危険にさらすことになる。
とにかく、湯川遥菜の無責任な行動は、日本人にとって大きな損失である!
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軍事会社の実績づくり、スパイ扱いか シリア日本人拘束
(朝日新聞) - 2014年8月18日(月)23:00
軍事会社設立、シリア入りも=拘束の湯川さん
(時事通信) - 2014年8月18日(月)12:35
シリアで拘束情報の湯川さん 謎多い民間軍事会社
(産経新聞) - 2014年8月19日(火)08:03
イスラム国、米国人男性の「処刑」映像公開
(読売新聞) - 2014年8月20日(水)12:59
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軍事会社の実績づくり、スパイ扱いか シリア日本人拘束
(朝日新聞) - 2014年8月18日(月)23:00
軍事会社設立、シリア入りも=拘束の湯川さん
(時事通信) - 2014年8月18日(月)12:35
シリアで拘束されたとみられる千葉市の湯川遥菜さんは東京都内に民間軍事会社「ピーエムシー」を設立し、3月ごろにもシリアに入国していたという。
登記簿などによると、湯川さんは今年1月、資本金300万円で同社を設立。ホームページ(HP)には「国際民間軍事業、国外警護、紛争地域等での護衛」などを行う「民間軍事会社」と記載し、湯川さんは同社のCEOを務めていた。
同社の顧問で元茨城県議の木本信男氏(70)によると、湯川さんは以前、米国や英国から軍事物資を輸入し、自衛隊に納入する仕事に携わっていたという。シリアに入ったのは、3月ごろに続き、2度目とみられる。
湯川さんは、3月ごろのシリアの様子と思われる画像や動画などをブログに掲載しており、6月30日にも「イラク分裂危機2014 最前線!」とする動画を公開していた。
木本氏は「7月初めに、日本にいる湯川さんに電話し、『危険なところには二度と行かないように』と注意したのだが。会社が新しく、紛争地域での人脈や実績を作りたかったのではないか」と話した。
同社の登記簿上の所在地にあるビル(東京都江東区)には18日午前、報道陣が集まったが、ビルの関係者は「(男性の会社の名前は)登録されていない」と話した。
シリアで拘束情報の湯川さん 謎多い民間軍事会社
(産経新聞) - 2014年8月19日(火)08:03
■事務所なく「実態分からない」
湯川遥菜さんは「民間軍事会社」と称する「ピーエムシー(PMC)」の最高経営責任者だが、本社とされる東京都江東区のオフィスビルには事務所がなく、同社の関係者も「設立を手伝ったが、経営実態は分からない」と証言するなど、不明な点が多い。
同社の登記によると、設立は今年1月16日。ホームページには、業務内容として「国際民間軍事業、国外警護、紛争地域等での護衛」と記載されている。顧問を務める水戸市の木本信男さん(70)は「民間軍事会社として事業を請け負うため、現地調査に行っていたようだ。2、3カ月前にもトルコ経由でシリアに行っていた」と話す。
ただ、本社所在地とされるオフィスビルに事務所はなく、看板も見当たらない。取締役として名を連ねる公認会計士の男性は、「今年1月頃に自分の事務所に連絡があり、設立を相談された、顧客と会計士の関係でしかない。それまで面識はなく、3月に役員の退任を申し入れた。私が関わった期間で、会社は動いていない」と説明する。
また湯川さんは政治団体「アジア維新の会」の設立を今年1月15日に千葉県に届け出。千葉市花見川区の自宅アパートが事務所を兼ねている。アパートの大家の娘という女性(52)は「手紙が1週間分くらいたまっていることが多く、仮住まいかと思った」とし、「私が家族とトラブルになって泣いたとき、『大丈夫ですか』と部屋から出てきてくれた。背が高く、少しぽっちゃりしていた。感じはよかった」という。
湯川さんのフェイスブックに2人で握手している写真が掲載された元航空幕僚長の田母神俊雄氏(66)は「全く知らない人。一緒に撮影した人は何千人といる。コメントのしようもない」としている。
イスラム国、米国人男性の「処刑」映像公開
(読売新聞) - 2014年8月20日(水)12:59
【ワシントン=井上陽子】
イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」は19日、約2年前からシリアで消息を絶っていた米国人ジャーナリスト、ジェームズ・フォーリー氏とみられる男性を「処刑」する映像を公開した。
映像は「米国へのメッセージ」というタイトルで、動画投稿サイト「ユーチューブ」に投稿された。イスラム国のメンバーは映像で、フォーリー氏の「処刑」について、オバマ大統領によるイラク空爆への報復だと述べている。
米メディアによると、フォーリー氏はフリーランスのジャーナリストで、2012年11月にシリアで消息を絶った。米国家安全保障会議(NSC)のヘイデン報道官は19日、この映像について「もし本物であれば、残忍な殺害にがくぜんとする」との声明を出し、現在、米情報機関が映像が本物であるかどうかを確認中だとした。フォーリー氏の母親は19日夜、「息子は、シリアの人々の苦しみを世界に知らせるために人生をささげた。誇りに思う」との声明を出した。
映像には別の米国人男性がひざまずく様子も映っており、メンバーが「この米国人の命はオバマの次の決断にかかっている」と述べている。AP通信は映像に関して、オバマ大統領が20日、声明を発表するとの見通しを報じた。
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