籠池さん 100万円は夢・幻だったのか
句郎 森友学園問題は、籠池氏を国会に証人喚問して終わりになるのかと思いきやまだまだ後を引きそうだね。
華女 テレビを付けると次々五月雨式に少しづつ新しい事実が出てきているようよ。
句郎 問題の本質は、国有財産の土地をただ同然の値段で一私学に売却したということだよね。
華女 問題の始まりは何だったの。
句郎 大阪・豊中市の市議さんが疑問に思って森友学園建設予定地の国有地がいくらで売られたのかを調べようとしたことが始まりだった。
華女 その結果、8億円の値引きがあることを知ったのね。
句郎 そのことを知った豊中市の同僚の共産党市議さんが朝日新聞の記者に話し、記事にしてもらった。
華女 その結果、森友問題が全国的な問題になっていったのね。
句郎 安倍政権は森友学園が行っている教育を広めていきたいと考えていたふしがあるようなんだ。
華女 それはどんな教育なのかしら。
句郎 教育勅語を子供たちに教えるような教育かな。
華女 それはどんな教育なのかしら。
句郎 国民は国のために何ができるかを考え働くような人間になれと、いうような教育かな。
華女 それは憲法が言っている教育とは、違うわ。
句郎 そうだよね。一人一人の国民は自分の人格と人間性を豊かにするために教育を受ける権利を国は保証しなくちゃならないというのが、憲法の精神だよね。
華女 本当にそうあってほしいと思うわ。
句郎 日本国憲法に反する教育をしようとする籠池氏を安倍政権はサポートしようとしたんじゃないのかな。それが百万円寄付疑惑なんじゃないのかな。
華女 そうなんだ。籠池氏側が政治家に献金するんじゃなく、逆だったのね。
句郎 籠池氏の国会での証言は歯切れが良かったよね。嘘を言うと罰せられるんだよと、何回も確認されても「事実は小説よりも奇なり。私の言うていることが正しゅうございます」と発言していたからね。
華女 この発言を聞くと本当だったんだと思っちゃうわね。
句郎 総理からの寄付、夢のような出来事に籠池氏は舞い上がり、まさに神風が吹いたと思ったんだろうね。
華女 誰だってそう思うんじゃないのかしら。
句郎 ところが、総理安倍はそんな寄付はしていないと、国会で答弁する。あの百万円は夢・幻だったのか、あの百万円はどこに行ったのかと、籠池氏は調べはしなかったのかな。
華女 もうすでに使ってしまったので、跡形もない。
句郎 籠池氏は本当に夢を見ていたのかもしれないなぁー。
華女 そうなのよ。「瑞穂の国記念小学院」は夢・幻の世界の出来事だったのよ。
句郎 きっと、そうなんだよ。現日本国憲法に反するような学校を造り、国に奉仕する国民を養成する教育をしようとしてもそんなことは夢・幻の世界のことなんだと教えているのが森友学園問題なんじゃないかな。
華女 私もそうだと思うわ。