春の水を取り
渓流に足を浸すと
新緑の夏は
そっと 足元を潤す
木漏れ日の交響を 響かせて
汗 拭く 額は生きつづけた
未だ来ぬ 時を
遡行する 魚にたとえ
君は詩を 夢見て
森の木々のざわめきに
大空の母の指先を見て
渓流を静かに 登る
ささやき続ける 山 谷
輝いている 緑
それは私とあなたの
大腿骨を摺り合わせたような音
カーン カーンと
静寂にそそり立つ
鳥たちのさえずり
カーン カーンと
私とあなたは息を合わす
これが 人間の音
風に森は ざわめき
渓谷は さざめき
骨を摺り合わす
流れる
白い音響は続く
渓流に足を浸すと
新緑の夏は
そっと 足元を潤す
木漏れ日の交響を 響かせて
汗 拭く 額は生きつづけた
未だ来ぬ 時を
遡行する 魚にたとえ
君は詩を 夢見て
森の木々のざわめきに
大空の母の指先を見て
渓流を静かに 登る
ささやき続ける 山 谷
輝いている 緑
それは私とあなたの
大腿骨を摺り合わせたような音
カーン カーンと
静寂にそそり立つ
鳥たちのさえずり
カーン カーンと
私とあなたは息を合わす
これが 人間の音
風に森は ざわめき
渓谷は さざめき
骨を摺り合わす
流れる
白い音響は続く