遠く か細い 呪術の儀式のように
蕗を買い求めて
灰汁を抜き
甘辛く煮る
ぐつぐつと 昇る蒸気に
日本再生の祈りを込めて
芯の芯まで柔らかくなるように
細火で煮詰める
遠い昔の 老婆のように
囲炉裏を守り 死んでゆく
残り火の力は
日本が再び立つようにと
日出る国のプライドと
込めた思いで薄口に煮込む
空から灰が降っていて
液化燃料は働き続けて
有用な人間行為
足るを知る心に 響く
内燃機関の動く音
風の日に遠い夢が開くよ
蕗を買い求めて
灰汁を抜き
甘辛く煮る
ぐつぐつと 昇る蒸気に
日本再生の祈りを込めて
芯の芯まで柔らかくなるように
細火で煮詰める
遠い昔の 老婆のように
囲炉裏を守り 死んでゆく
残り火の力は
日本が再び立つようにと
日出る国のプライドと
込めた思いで薄口に煮込む
空から灰が降っていて
液化燃料は働き続けて
有用な人間行為
足るを知る心に 響く
内燃機関の動く音
風の日に遠い夢が開くよ