こんなにも優しい陽気の日
羽根布団に包まって
夢見ているような一日に
空が一人ぼっちで遊んでいる日
私は声を出して呼び掛ける
共に歩もうと
孤独と孤独の一本道は
出会うのだろうか
空と私は会話を続けられるのだろうか
不安がこの牧歌的な空に立ち昇る
そんなとき何時でも
私は立原道造の詩集を引っ張りだす
強靭な意志に貫かれた
ガラスの文体で
私を切る
血が流れて
生きていることを実感する
いつもお世話になる詩集だ
空と話し始めて幾十年
今日も彼は不思議に微笑む
そこに立原の詩集がある
羽根布団に包まって
夢見ているような一日に
空が一人ぼっちで遊んでいる日
私は声を出して呼び掛ける
共に歩もうと
孤独と孤独の一本道は
出会うのだろうか
空と私は会話を続けられるのだろうか
不安がこの牧歌的な空に立ち昇る
そんなとき何時でも
私は立原道造の詩集を引っ張りだす
強靭な意志に貫かれた
ガラスの文体で
私を切る
血が流れて
生きていることを実感する
いつもお世話になる詩集だ
空と話し始めて幾十年
今日も彼は不思議に微笑む
そこに立原の詩集がある