『魂のこよみ』
NO.1
太陽が 宇宙の彼方から
感覚に語りかけると
視ることの喜びが 魂の奥底から湧き上がり
陽光と ひとつになる。
その想いが 自分のからだから
遠く空間の果てにまで流れ
暗く不確かに
人間の本質は 霊なのだと感じ始める。
(『魂のこよみ』シュタイナー著 高橋巖訳)●
NO.2
思想の力が 果てしない
外なる感覚世界の中に
自分を見失うとき、
霊界が 人間の萌芽を ふたたび見つけ出す。
人間の萌芽は
おのれの種を 霊界の中に見つけ出し、
そして おのれの魂の実を
みずからの中に
実らせねばならない
(『魂のこよみ』シュタイナー著 高橋巖訳)●
3
自分自身を忘れ
しかも 自分の根源を忘れることなく
人間の成長する自我が
宇宙万象に 語りかける。
「個我の呪縛から私を
解放するお前の中でこそ
私は みずからの真実を きわめたい。」
(『魂のこよみ』シュタイナー著 高橋巖訳)●
*「お前」聖霊か天使か?