そんな場面には遭遇したくはないと改めて思ってしまった。
以前に日本赤十字社の「救急法救急員認定員」の資格を貰うために1週間程の研修を日赤で受講した事があります。
救急員の心構えから三角巾やら止血法、そして心肺蘇生法など、その厳しさたるや凄まじいものでした。
そんな思いをしてまでして身につけたものも、実際にはほとんど使う事はなく(それは良い事なのです)暮らしていると当然忘れ始めるのです。
頭では「コウシテ・アアシテ・どうする」と手順の復唱はスラスラ出るのですが、実技(技術)は常日頃練習の数を熟さなければスキルは落ちるだけになります。
昨日「救急救命法・AED」の講習会があり受講しました。
講習は座学と実技です。
実技は一人づつ心肺蘇生を受講者の前で行いました。
名も無き田舎者は日赤での終了実技検定を思い出しながら臨みましたが・・・「周囲安全確認 ヨシ!」「対象の意識確認 ヨシ!」「援助要請 ヨシ!」「気道確保 ヨシ!」「呼吸確認(見る・聞く・感じる) ヨシ!」「蘇生開始!」で口から息を対象に2回吹き込んだ時に講師から「待て!」の声が・・・ヤッチマッタ・・・
息を対象に吹き込む時、鼻をつまみ、ふさいで吹き込むのですが、吹き返しがあるので、1回吹き込んだら鼻穴を開放しなければなりません・・・それを忘れたのです・・・やはりプロですね・・ミスは見逃しません。
講師からの注意で一気に緊張感が取れて、我に帰った気がしました。
実際に人が倒れている場面に遭遇したら「躊躇なく行動する」が救急救命の基本、実技も大切なのでしょうが、とりあえずは遭遇したら周りに大声で助けを求め、119へ連絡し、冷静に躊躇わず行動する事を普段から心がけたいものです。