「体を鍛えても、心は鍛えられない」
昔、ある作家が言っていた。
三島由紀夫の自死について論評したなかで述べていたものだ。
「体を鍛えても、心は鍛えられない」
共感できることばだったのだろう。
ずっと忘れずに覚えていた。
先日、同い年の俳優が亡くなった。
色黒く精悍な顔をした俳優だった。
自宅にホームジムまでつくっていた。
「体を鍛えても、心は鍛えられない」
むしろ、心の弱さを隠すために、体を鍛えるのではないだろうか。
外見を強く見せかけても、内面の弱さは変わらない。
しかし、生きているのが一番、体に悪い。
それは人類みんなに共通している。
七転八倒!
泥にまみれても生きてやる!