「絆」ということばがテレビや新聞でジャンガジャンガ叫ばれていた頃、ワタクシは一人、ものすごく違和感を、というよりも嫌悪感を感じていた。
「絆」は、人に言われるのではなく、自分でそう思えばいいのではないかと思っていた。
理屈ではなく、感覚的な感情だった。
その思いは今も変わらない。
「絆」とは?
ウィキペディアにこう出ている。
・「絆(きずな、きづな)は、本来は、犬・馬・鷹などの家畜を、通りがかりの立木につないでおくための綱」
・「しがらみ、呪縛、束縛の意味に使われていた」
・「人と人との結びつき、支え合いや助け合いを指すようになったのは、比較的最近である」
・「家畜を立木につないでおくための綱!
・「しがらみ、呪縛、束縛」
ワタクシの感覚は正しかった。
「絆」は「きずな」と読むそうだが、本来は「きづな(木綱)」だ。
その地を離れないとか、人と人のつながりを大切にするとか、人に強制されるものではない。
離れてもいいし、切ってもいい。
テレビ、新聞などのマスコミで垂れ流しするようなことばではない。
ワタクシは「絆」ということばをゼッタイに使わない!