自治会ゴルフI氏のマジックゴルフには参る。
スーパーショットが一つもないのに、上がってみればそこそこのスコアーを出しているからだ。
先日の河川敷では43・42の85だった。
おまけにニアピン賞までとっている。
ほんとうにスーパーショットは皆無だ。
スイングは打ち終わった後、毎回、左にヨロケて、まともに立っていることは一度もない。
それなのに???
いっしょに回っていて気づいたのはダフリがないことだ。
いちおうボールに当たって、いちおう前に進む。
ゴロでも前に進んでいる。
手前からコロコロと転がって、あれよあれよと言う間にグリーンに乗ることもしばしばだ。
しかし、スゴ技なのはグリーンまわりからパターでガンガン寄せてくることだ。
普通の人ならウェッジで上げるようなところも、パターでズルズルと転がし、ワングリップに近づける。
ワングリップだぜ!?
見ていると、なんかマジックでも見せられているような錯覚を覚える。
「マジックゴルフ!」とたたえたら、「オカルトゴルフ!」と返された。
まあ、それくらいゾクゾクするスゴ技だ。
しかし、そのI氏は本コースに行くと、さすがにパターアプローチが威力を発揮せず苦戦する。
ときどき百叩きの刑に遭って轟沈しているのを目撃する。
「人の振り見て我が振り直せ!」というからには、ワタクシのゴルフはどうすればよいか? をつねに考える。
ワタクシは上げるアプローチを選択する。
「いつでもどこでもどんな時でもそこそこ」をめざすからだ。