２０年後の週末

エアコンのすべての掃除を終えた。
いえ、業者さんに頼んだのだけど(笑)

言い訳すると、一度自分でそれ専用の洗剤を買ってきて掃除をしたら
「奥さん、自分でやりましたね。市販の洗剤は使わない方がいいですよ」
と、正しいのか間違っているのか知らないけど、さも正しいような顔で言われたので、メインのエアコンは毎年。
それ以外もフィルターは掃除するものの、二年に一度はプロにお願いしている。

梅雨に入る前に、家族分の掛布団も敷布団もパリッと干して、カバーも変えて洗濯。
梅仕事も終わらせた。
二ヵ月に一度の美容院も、一ヵ月しかたってないのに行った。

なぜ最近、微妙に張り切っているかというと、週末に同窓会があるからである。
同窓会といっても学校ではなく職場で、２５年前に一定期間いた課の２０人ほどの集まりである。
私にとっては結婚してすぐ面接を受けた職場で、最初に配属された課だった。
その後、移転や変成があってメンバーも変わったが、２５年たった今もこんなふうに「集まろう」なんて、
殺伐とした都会のオフィスビルにも、こんな人情があるのである。

その会社を辞めて２０年になる。
２０年という歳月はあっという間のようで、変化があるには充分な年月と思う。
当時一緒にランチを食べて、笑っておしゃべりしていた二人の女性が若くして亡くなってしまった。

人は同じではいられない。
誰だって「いろいろ」あるのだ、言わないだけで。

「いろいろから」２０年たっても、元気に生きて笑ったり悪態ついていられたら、いろいろなんてそれほどのもん？
やっぱりそう思うよ、私はね。

他人の心

人気ブログだったのに、それを削除したという人が話題になっている。

私はその方のブログは殆ど知らない。
少しだけ見たことはあるけど、興味のない分野だったので詳しくは読んだことがなかった。
だけどブログを削除したくなった気持ちは、及ばずながらわかる気がする。

理由は同じじゃないにしても、私も一年半書いていたブログを全削除したことがある。
記事よりコメント者が多かったので、たくさんの人が一生懸命書いてくれたのになあとも思ったけど、残しておくことはできなかった。

書いているのは人間で、書き込みはデータや資料じゃないのである。
いろいろな感情が入っている。
読む方にも感情があるかもしれないけど、管理人のそれとは違うと思う。

個人ブログなんてあくまで個人のもの。
いってみれば「他人の心」で、自分のものではない。

人の信じるものや支持するものにズカズカと土足で入ってくる人は、こんなことにも土足で入ってくるのだろうか。
共通するものがあるのかな？とちょっと考えた次第である。