釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

8月28日 凪ぎの海は気持ち良い

2021年08月29日 | 日記
風も穏やか、波もなく静かな海。

朝間詰めは西風が吹いて、気持ちの良い凪の海だった。

「最近、行けなかったポイントに行ってみようかな」

「沖目に行きますか」

Sさんと話して、ポイントを移動する。

Oさん、蔵屋さんにも「移動します」と、お知らせする。


ポイントに近くなる頃から、魚探でベイト反応を探す。

「なかなか、良い感じの反応がない」と、感じた。

それでも、どこかにベイト反応は有る筈と、探して回る。


小さいベイトボールが出てきた。

潮上から、流してみる。

潮は、0.7ノット前後と、釣りやすい下り潮。

着底も取りやすいのだが、アタリが出ない。

ベイト反応を探して、魚探と睨めっこ。

又しても、小さいベイト反応が出てきた。


「来た」と、Sさんの声がした。

ドラグ音が鳴り、気持ちが高鳴る。

「青物だと思います」

ゆっくりと巻き上げていく。

「見えた。ブリです」




丸々と、太ったブリが上がってきた。


この時に、Oさんにもアタリが来ていたが、巻き上げ途中で針が外れた。

一気に活気が出てきた。


次の流しで、Oさんに2度目のアタリ。




竿が海面に突き刺さるように、真下に引っ張られている。

「これも、ブリや」と、慎重なやり取り。




上がってきたのは、85センチのブリ。

「やりました」と、Oさんの笑顔が輝く。


3流し目で、蔵屋さんにもアタリが来た。

「来た、来ました」

しかし、相手も力強く逃げる。

2度、3度と強烈な突っ込みに、リーダーが切れた。

「あー…、切られた」と、口惜しそう。

仕掛けを作り直して、次に備える。


ポイントを移動する。

移動した先で、最初のアタリはOさんに来た。




レンコダイが上がってきた。


Sさんにも、アタリが来た。



白甘鯛が上がってきた。

「久し振りに白甘鯛が来た」と、嬉しそうだ。


蔵屋さんに、強いアタリが来た。




獲物が力強く走る。

「青物かな」




期待を込めて、ゆっくりと巻き上げる。

「見えました。ブリです」




最初のアタリで、取り逃がしていただけに、嬉しい気持ちが伝わってくる。

「やっと、皆さんに追いついた」と、笑顔が満開。

午前便は、青物の釣果で賑やかになった。

昼前になって、下潮が速くなって、南東の風も出てきた。

「引き上げますか」

午後便と交代するため、船着き場に引き上げる。



午後便のお客様が、丁度、到着された。

お客様同士、午前便の釣果の話で盛り上がる。


午後からは、南東の風を気にしながら、浅場のポイントに入る。

南東の風が強く、白波が出ている。

波飛沫を上げながら、ポイントに入る。


直ぐに釣り開始。

ベイト反応は小さいが、出ている。


Oさんが、最初のアタリを捕らえた。



ホウボウが、上がってきた。

続けて、ガンゾウヒラメもヒットしてきた。



チダイもヒットしてきて、3連続ヒット。


しかし、強いアタリを求めて、ポイントを移動する。


「ここは、青物がヒットするかも知れません」と、期待を込めてOさん、Yさんに説明する。

すると、予想が当たった。

Yさんに、強烈なアタリが来た。

Oさんにも、ダブルヒットで、強烈なアタリが来た。


どちらも、走りが強烈で止まらない。

起伏の激しい瀬の上で当たっただけに、瀬ずれが気になる。

「あっ、切られた」

どちらも、瀬ずれで切られてしまった。

「口惜しいですね」

暫くは、この口惜しさに、言葉が出てこない。


気を取り直して、仕掛けを作り直す。


すると、Oさんにアタリが来た。





上がってきたのは、オオモンハタ。

「何とか、ジグで釣りました」と、口惜しさと嬉しさが入り交じった感じ。


Yさんにも、アタリが来た。

慎重に、巻き上げる。




上がってきたのは、オオモンハタ。

「初めて、オオモンハタを釣りました」と、嬉しさと口惜しさが半分ずつ。


しかし、この後は、アタリが出なくなってきた。

「帰りますか」

夕闇迫る中、帰港した。