釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

4月22日 風に向かって

2021年04月23日 | 日記
釣りにとって、風は難敵。

仕掛けは流されるし、船は安定しないし、寒いし、やる気を削がれる。

「良い事は殆ど無い」と、言って良いくらいだ。


そんな難敵と、色々な工夫を凝らして、頑張って頂きました。

かめや釣具宮崎店(神宮)の岡本さん、真田さん、狭間さんの御三方。

北東の風が強くなり始めるまでの、僅かなチャンスを物にする。


岡本さんは鯛ラバ、狭間さんは一つテンヤ、真田さんはライトジギングと、三人三様の仕掛け。


最初のアタリは、狭間さんに来た。





軽い仕掛けで、我慢の底取り。

「カサゴでした」と、笑顔でポーズ。


2度目の流しで、大物を当てたのが真田さん。

魚探に、良い感じのベイトボールが出てきた。

「ここを流すようにしますね」

思いがヒットに繋がると、嬉しさで気持ちが高鳴る。






「来ました。結構引きますね」

ドラグ音が鳴り、楽しいやり取りが始まる。

慎重にやり取りしながら、獲物を浮かす。

「見えました。ブリです」


無事にタモ入れして、祝福の握手。





嬉しさの余り、計測を飛び越して、血抜きの処理をしてしまった。

目測90センチ超のブリ。

体側に魚体の重さで、タモの編み目が付いていた。


北東の風が一段と強くなって、白波が立ち始めた。

予測では、10時過ぎくらいまでは、風速は3メートルの筈なのだが…。


岡本さんも、何らかのアタリを捕らえた。




しかし、獲物は歯のある物のようだった。

針が見事に、切られていた。


真田さんも、リーダーが切られた。

「タチウオか、サゴシかだろうな」

こんな時の仕掛けの作り直しは、大きなロスタイムになってしまう。


仕掛けのホール中に、真田さんにアタリが来た。





ヨコワがヒットしてきた。

「逃がしますね」

本来ならそうするのだが、エラから血が出ていた。


益々、強くなる風に、苦悩する。


昼前に、風浦になる内場に入る。


狭間さんに、大きなアタリが来た。

竿先が、海面に突き刺さるアタリ。

しかし、針がすっぽ抜けた。

「針に充分掛かったと、思ったけどな…」


北東の強風に内場に、避難している船も多かった。


「口惜しいけれど、出直しましょう」

次回に期待して、納竿とした。

4月21日 イサキにメジナ

2021年04月22日 | 日記
朝間詰めは何のアタリも無く、時間だけが過ぎていく感じだった。

「何も触らないですか」

「何も触りません」

少々、不安な立ち上がりに、気持ちは焦り始めていた。


しかし、そんな気持ちを解消したのが、イサキのダブルヒット。


宮田さん、辻さんに、同時にアタリが来た。






小気味よい引きを見せながら、上がってきた。

「ダブルでイサキ。これで、ホッとしましたね」と、朝間詰めの不安感を払拭した。


魚探のベイト反応も、干潮の潮止まりを過ぎると、徐々に増えてきた。


そのベイト反応の変化に会わせる様に、イサキのアタリが出始めた。





抱卵しているみたいで、お腹はパンパンの状態。

北東の風が、やや強くなってきた分、船が速く流される。

時には、1.7ノットで流される時もあった。

ジグを重たい物に変えて、海底付近のベイトの中を攻める。


時には、イトヨリダイがヒットし来た。




風が少し緩むと、仕掛けがほぼ真下に入る。

すると、宮田さん、辻さんにダブルでアタリが来る。






良型のイサキを手にする笑顔が輝く。


時間の経過と共に、ポイントを移動していく。


ヒットしてくる魚が、変わっていく。

最初に、メジナのアタリを捕らえたのは宮田さん。





良型メジナの引きは、竿先をバタバタと叩く荒々しいアタリ。

「このアタリは、何だろう」

そんな疑問を持つアタリだ。


辻さんにも、メジナがヒットしてきた。




次にヒットしてきたのが、サワラ。



型としては、サゴシよりも少し大きいクラス。

いきなり、仕掛けを切っていくヤツもいた。




春の魚に変わりつつあるのだろう。



惜しかったのは、宮田さんのアタリ。



ドラグ音を響かせて、やり取りが続いたが…。

青物と思われる強い引きに、針が折れた。




時化が続いた後の釣果が、不安だった。

少しずつ、潮が良い変化を見せているみたいに感じた。

4月20日 ブリとアカハタ

2021年04月21日 | 日記
台風2号の影響なのか、東からのウネリが高い。

ウネリの波長が長い分、深場ではそれ程、苦にならない。


一方では、場所によっては、潮の流れが2ノット近くになっているとの、連絡も入ってきた。

「仕掛けが浮き上がって釣りにならない」との、連絡だった。


最初に入ったポイントでは、潮行きはゆっくりで、仕掛けは確実に底が取れる。

ベイト反応を探しながら、アタリを探る。

佐藤さんに、アタリが来た。


「途中で当たりました」

余り引きもせずに上がってきたのは、サワラだった。





春告魚がヒットしてきたのは、この時期としては嬉しい。

吐き出したベイトは、キビナゴの様だった。

その佐藤さんに、続けて強いアタリが来た。

ドラグ音が、鳴っている。





巻き上げては、引き出されるの繰り返し。

やがて姿を見せたのは、丸々と太ったブリ。





「やりましたね」と、笑顔で握手する。

74センチの、お腹がパンパンに太ったブリが重たそうだ。


船首で頑張っている私の従兄弟、信司にもアタリが来た。




「ドラグ調整は、緩めにしてあります」

「ゆっくりと、楽しんでよ」

横でタモを構えて、獲物が浮いてくるのを待つ。

「見えた。ブリです」



このブリも、丸々と太って重たそうだ。

91センチのブリを持ち上げて、笑顔が一杯。

「仕事仲間に写メを送ります」と、嬉しそう。


早い段階で釣果が有ると、気持ちに余裕が生まれる。


ポイントを移動する。





佐藤さんに、小型のニベがヒットしてきた。


風が北東から、東に変わり始めた。

波立って来るかも知れない。

「今の内に、ロックフィッシュやりますか」

佐藤さんと、信司に提案する。

信司は、ロックフィッシュは、初体験。

佐藤さんに教わりながら、初挑戦。


浅い岩場を「瀬掛かりは、お友達」と、果敢に攻めていく。

佐藤さんがポツポツと、アタリを捕らえ始めた。








信司も、瀬掛かりと戦いながら、釣果を上げている。

佐藤さんのアドバイスが、的確な釣果に繋がっている。





海底の窪みを攻めてると、リールが巻けない強烈な獲物がヒットしてきた。

「リールが巻けない」

「うおお、止まらんど」

岩場の陰から飛びついてくる、強烈なアタリ。

「口惜しいな、取りたいな」

どうやら、ロックフィッシュの面白さに、魅了されたかも。

「色々と準備して、次に備えます」


帰りの船中は、話が盛り上がった。

4月19日 嬉しい凪の海

2021年04月20日 | 日記
ポイントを目指して走る海は、凪で気持ちよかった。

「何時振りの凪だろう」

「気持ちの良い海は、久し振りだ」

簑原さん、日高さんと、釣りの気持ちを充実させて船のハンドルを握る。


「朝間詰めに、一寸タチウオをやってみますか」

数回流して、直ぐに移動する予定で、仕掛けを入れていく。

時期的には、早い気がするが…。


簑原さんに、アタリが来た。

良い感じで、竿が曲がっている。

タチウオかと思っていたが、上がってきたのはマゴチ。




ほぼ同時に、日高さんにもアタリが来た。

「来た。来ました。タチウオです」

指4本クラスのタチウオが、ヒットしてきた。





朝の一投目から、アタリが来た。

「これで、今日のお土産は確保できた」

ホッとした気持ちで、次のポイントに移動する。


移動した先では、ベイト反応は良い感じなのに、アタリが出ない。

「水温が下がりましたかね」

日高さんの言葉に、水温を測ってみる。

「17度です。下がりましたね」

水温が1度下がるだけで、アタリが出なくなったりする。

「今日は、厳しい日になるかな」

ここに来て、不安な気持ちになる。

ベイトを探して、沖合のポイントに移動。

ベイトがいる場所と、少ない場所に分かれている。


元気が良いのは、エソ。

それも、丸々と太ったデカエソばかり。

ベイト反応が出てきて、アタリが来るのは鯖。





群れが大きい分、背掛かりして上がってくる。

エソに負けないくらいに、丸々と太っている。

鯖のアタリの中に、ガツンと強いアタリも来る。

しかし、なかなか針掛かりしない。

食いが浅い感じのアタリ方だ


ポイントを、2カ所ほど移動する。


日高さんに、強いアタリが来た。





竿先を、ゴンゴンと叩くアタリだ。

最初の強い挽きに「青物か」と、思った。

海中に姿を見せたのは、真鯛。





56センチの、綺麗な雌の真鯛だ。

しっかりと血抜きをして、クーラーに納める。


ベイトの中を探っていた、簑原さんに来たアタリは強烈だった。

「来た!」

アタリと同時に、竿先か海面に突っ込む。

竿先がバタバタ激しく暴れていたが、急に動かなくなった。

いきなり瀬に入られ、ラインを切られてしまった。

「どうすることも、出来なかった…」

その言葉が、悔しさの大きさを教えてくれる。


昼近くになると、風が南に変わってきた。

段々とウネリが立ち始め、やがて、白波が目立ち始めた。

波風が激しくなる前に、引き上げることにした。

4月18日 強い北西の風

2021年04月19日 | 日記
「風は大丈夫?」

「今は、まだ大丈夫です。これから、吹いて来る予報ですね」

朝間詰めから、北西の風が吹いている。

大島の陰から離れると、白波が立っている。

「この辺りしか、無いかな…」

心の中で、悪天候を恨みながら、竿を出していく。


瀬周りを攻めていると、東原さん、村山さんにアタリが来た。





良い感じで、竿が曲がっている。

村山さんの獲物が、見えてきた。

「アカハタですね」




東原さんの獲物も、アカハタだ。




良型のアカハタに、ホッとした笑顔で見える。

ポイントをずらしながら、船を流していく。


オジサンが、ヒットしてきた。




強い引きに、一瞬「イサキかな」と思ったが…。



今度は、赤木さんにアタリが来た。




良い引きを見せている、獲物は何だろう。

姿が見えてきた。




大きなイラだった。

みそ焼きなどが、美味しいと書いてある。


風が強くなる前に、沖に出てみた。


ベイト反応がある。

そのベイト目掛けて、仕掛けを入れていく。

直ぐにアタリが来た。







その正体は、丸々と太った鯖だった。

「これだけ太っていれば、良いですね」と、話が出る。

仕掛けが、落ちていく途中でヒットしてくる。


しかし、北西の風が強烈になってきた。




仕掛けを重くしても、着底が取り難くなってきた。


大島の島影に戻るが、風がきつい。

北西の風で、水温に影響が出てきたのだろうか…。

アタリが、出なくなってきた。


海上は、白波だらけになってきた。

「移動出来るポイントは限定されるし、残念ですが引き上げますか」

強い北西の風に向かって帰る途中は、波飛沫が高かった。