Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

ハラハラドキドキ! 大腸内視鏡検査の顛末記〈episode 02〉

2017年07月08日 16時02分09秒 | みんなの花図鑑
唸ってばかりじゃ、胸奥の熾火は消えやしない!

 ある程度齢を重ねると、いま何ができるか、何をすることができないかを単純に切り分けて、これからの行動パターンを考えた方が面倒が少ない。
 行動範囲や生活パターン、それに伴う経済的な状況など、制約もあるだろうから、この切り分けはとても重要だ。
 なに、偉そうなことを言っているように聞こえるが、できることはできる、できないことはできないと、背伸びをせずに、いまの生活を直視することこそが、大切なのだと思う。
 そこで、である。この4~5年、池袋のクリニックで胃の内視鏡検査をやってきた。東大病院を退官した御歳80越えのおじいちゃん先生である。内視鏡検査の草分け的存在ともいえる名物先生で、手技はまだまだ天下一品。とにかく楽なのである。
 ただ、こちらも池袋までとなると、ちと距離の壁を感じるようになってきた。特に、妻がつらそうだ。そこで、今年からとある狭山のクリニックに、診療の数々を収れんしようと話し合い、あちこち通っていた病院をこのクリニックに一本化した。これも、切り分けの一つなのである。
 そのような背景があって、今年の3月、胃の内視鏡検査をこのクリニックの消化器内科を介して診てもらったのである。
 そう、ざわつきを感じつつ、なぜそこに駆けつけなかったか? 次の診療予約日が迫っていたからである。それが、5月23日。前回採血して頂いた血液検査の結果も出る。
 さて、5月23日。消化器内科受診の日。開口一番。
「問題ないね! 血液検査の結果だけど・・・」
「はい、有難うございます。あっ、CEAの方は?」
「あれっ、CEAも採るんだっけ? 前回採ってないよ」
「ガーーーンッ!!!」
「わかった。今日、この後採って帰って」
 CEAである。「がん胎児性抗原」の略称。「この物質が消化器系がんのある患者の血液中に多く存在していることから、腫瘍マーカーとして活用される」とある。もう十年ほど前から年に一度、検査項目に加えたものである。
 この因子、たばこでも上振れする。上限値が5ほどに設定されているが、一時は8を越えていた。喫煙者であったから。
 それが、昨年2月、タバコをやめてから、5台に復帰、そして、この春、どうなったか期待していたのだが、採ってないという。
「はい~、わっ、わかりました。あの~、実は、このところ軟〇で困ってるんですが・・・。」
「そう、まぁ、別に心配することないと思うけどな。血液検査の数値も別に問題ないし・・・。ちょっと様子見てみよう」
 意外と、鷹揚だなぁ~。ただ、何もせず、座してその時を待つのか? いや、そういう訳にはいかんだろう。  そこで、いまできることを考える。目についたのは、しきりとTVでCFを流していた「ザ・ガードコーワ整腸錠アルファ スリー プラス」である。「従来の納豆菌と乳酸菌(ラクトミン)に加えて、新たにビフィズス菌を配合。性質の異なる3つの生菌が効果的に働き、腸内環境を改善」とある。便秘にも、軟〇にもい~いんです、という謳い文句。おっ、ピッタリじゃないか!
 とにかく2週間試してみて改善が見えない時は、この薬をもって病院で診療してくださいという、コメント付きである。即行でAmazonで取り寄せ、試してみることに。
 なに、こんな熾火を心中に抱えつつ、旅への思慕は衰えることはないわけで。山中湖に天然鰻を食べさせてくれる旅館があることを見つけ、早速に旅支度。そう、山中湖には花の都公園もあることだし、押っ取り刀で出かけましたとさ。

 6月5日 身延山久遠寺参拝、周囲を観覧。菊寿美にて蕎麦を食す。山中湖にて天然鰻を供するという割烹旅館で宿泊。
 6月6日 北口本宮富士浅間神社参拝(右写真:富士太郎杉)、花の都公園で花を愛でて帰宅。

などと、暢気なものなのである。しかし、しっかり胸奥の熾火は燻ったままである。

花の都公園
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花の都公園
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身延山久遠寺
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ムシャリンドウ(クリックで拡大画像) 白花四季咲きコマクサ(クリックで拡大画像) ご本堂(クリックで拡大画像)


もっと真剣に! もっと大胆に! アクション・プランを再構築

 遊びほうけているように見えるかもしれないが、正直に告ると、気分を紛らわせているだけかもしれない。いたって、小心者なのである。
 しかし、次のステップもちゃんと見据えて行動しているのだ。
 まず、市の保健センターからのお知らせをチェック、毎年年末にやっていた成人病検診の大腸がん検診、これをこの機会に前倒しでやってしまおう。ここまで、ちょっとおっとりしていたのは、昨年11月にこの検診を受けて、陰性だったからということもある。
 旅から帰り、まずいつも受診している狭山のクリニックに連絡。消化器内科のCEAの結果が出る6月20日までに検査結果が出るように、この段取りを組んでもらう。次のようなものだ。

 6月8日  大腸がん検診・便潜血検査(2日法)のキット(右写真)を貰いにクリニックへ。
 6月10日 検便提出(硬軟はあるが、決まった通りに出ることは出るので、この日程で何ら問題はない)
 6月19日 検査結果が郵送される。
 6月20日 検査結果を携えて、消化器内科を受診。

 うん、ほぼ完ぺきなアクション・プランの出来上がりではないか(こんなことで自画自賛してどうする)。
 意気揚々と、キットを取りに行き、早速翌日から2日間のミッションを遂行。クリニックに届けたのであった。

ホオズキ
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ホオズキ
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花言葉:「偽り」「ごまかし」(クリックで拡大画像) えっ、偽りの果実ってこと(クリックで拡大画像)
コメント (8)
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