📷2022年1月9日 鉢で育て、地植えにしたムラサキセンブリ。 (クリックすると大きな画像が表示されます。 {戻る}ボタンを押すと元のページに復帰します)
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ムラサキセンブリのことだが、鉢植え組からの種の採種はあまり芳しいものではなかった。
と言うより、ほとんど採取できないまま枯れ朽ちてしまった。
右画像が地植えにしたムラサキセンブリなのだが、まだ今生に思いを残したままであるかのように、下部の方には紫の色合いを留めている気配さえ見える。
どうも、まだ種を採取するには早過ぎるように思うのだが、試し採りをしてみた。
頭頂部を手折り、蒴果の部分を逆さにして紙の上で軽く振ってみる。
おっ、1ミリなど到底ないであろう黒い球形の種が、ぱらぱらといくつかこぼれ落ちた。
それではとばかりに、莢の辺りを親指と人差指とで揉みしだいてみる。
眠りを邪魔されたことを咎めるように、またいく粒かが勢いよく転がり落ちる。
しかし、決して、多いとは言えない数だ。
蒴果からひょいと飛び出ている子房が見えている。
まだ若さが感じられるほどに色づきのよいものさえある。
これではまだ早過ぎる。全体が干乾びて、先端が開くか開かないくらいが頃合いなのだろう。
📷2022年1月9日:蒴果から転がり落ちたムラサキセンブリの種。
もちろん、いくら少ないとは言え、せっかく採取した種なので無駄にはしないよ。
四号ほどの鉢を用意し、大輪の花(?)を咲かせることができるよう山野草の用土にソフトシリカのミリオン等々を混ぜ、パラパラと播種しておいた。
この種が発芽せずに終わっても、昨日ご覧に入れたロゼット状の苗である。
あの苗だって、順調に育ってくれるかどうかわかったものじゃないけれど、曲がりなりにもバックアップがあるってことは気が楽なものだ。
このところ、花らしい花のない投稿が続いている。本当に、華のない画面構成だ。
そんな折も折、あのOneDriveが、「これが君が撮った5年前1月10日の写真だよ!」なんて、お節介にも知らせてくれた。
折角なので、同年2月22日に撮った「元日草(福寿草)」の花を添えて、往時を懐かしんでみたい。
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📷2017/1/10:路傍にて フユシラズ(冬知らず:キク科キンセンカ属)
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📷2017/2/22:狭山市都市緑化植物園 元日草:キンポウゲ科フクジュソウ属の多年草
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