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📷2022年6月2日:なかでも、順調に育っていると思われる選別苗をピックアップした。 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
しなびた菜っ葉などではない。歴としたアケボノソウの実生苗である。
昨年、たった1本の二年苗を購入した。驚いた! 草丈が1メートルほどになり、たくさんの花をつけてくれたのだ。
こんなに順調に育ってくれていいのかな? いや、大袈裟じゃなく、本当にそう思ったんだ。
リンドウ科センブリ属の仲間、この時点ではまだ育てたことはなかったが、野に咲くセンブリなどを見たことがあり、とても面倒な花じゃないかという印象を持っていたのだ。
📷2021年10月5日:これは昨年開花したアケボノソウ。今年はこの笑顔、見られないかもしれないね。
2021年12月04日の日記、「アケボノソウの種を採る」でもご紹介した通り、順調にたくさんの花をつけ、蒴果を稔らせ、たくさんの種を残してミッションを完遂してくれたのだ。
いまその種が、猫の額の至るところで芽を出し、大きい、小さいはあるがその葉を伸ばし始めている。
二年草だから、当然、今年、花を見ることはないのだろう。でもね、昨年、同じ二年草であるセンブリを種から育てた折に、何を間違ったか5~6本の苗が順調に立ち上がり、花をつけてくれたんだ。だから、このアケボノソウも間違って成長し、花をつけてくれないものかという企てなのである。
📷2022年6月2日:マツムラソウのいま。葉の焼けもないし、順調だと思うのだが・・・。
これは、実生から二年目のマツムラソウである。イワタバコ科マツムラソウ属の多年草で、自生地というか、暖かな所で栽培しているのであれば常緑とされている。
この地では、秋が深まり、そろそろ冬の寒さが身に沁みるようになる頃、地上部は枯れ、もしくは痛々しい状態になってしまうので根元から切断してしまう。それでも、春の妖精たちがそよ風と戯れる頃、季節の感触を確かめるようにやおら頸をもたげ始めるのだ。
📷2022年6月2日:キレンゲショウマのつぼみ、コロンとしてきたでしょ。アサマリンドウも元気だと思う。
キレンゲショウマ、地植えにして三年目だったかな。すっかり馴染んだ顔でつぼみを膨らませている。
さて、これからどのように増やしていけばよいのか、思案のしどころだね。
何度試しても、この小さな花を咲かすリンドウの類にはそっぽを向かれている。昨年不発に終わったアサマリンドウ、今年こそは・・・。
📷2022年6月2日:高野ハンショウヅルが萼片を落とし、次のステージへと移行した。
📷2022年6月2日:高野ハンショウヅルの綿毛。飛び立つな! 鉢の中に綿毛を落としてくれ!
📷2022年6月2日:たった一つしか花を付けなかったミヤマハンショウズル、花後でさえも凛々しい顔だね。
キンポウゲ科センニンソウ属の仲間は、花後の姿も印象的だ。市街地に住んでいても、センニンソウなどは意外と身近なエリアで目にすることができ、花ばかりか、花後の痩果についている綿毛を見るのも楽しみの一つだ。
当然、そのセンニンソウの仲間であるハンショウヅルでもその光景を目にすることができるのだろうと、数種類のハンショウヅルを手に入れた。
花も終わり、とうとうその時期が来たのである。どんな風に変異していくのか、目の当たりにするのが楽しみで仕方がない。
📷2022年6月2日:これはオキナグサの綿毛。土が合わないのか、あまり大きくならなかった 汗
キンポウゲ科は多彩だね。この子は、オキナグサ属の多年草であるオキナグサだ。このオキナグサも、まさに翁の如く遷移し、ご覧の通りの綿毛を作る。これも、種だよね、種。いままでは、本体の株だけで代を重ねてきたが、ちょっと心もとなくなってきた。今年辺りはこの種を蒔いて次世代を作出してみたいと思う。
📷2022年6月3日:ホワイトエンジェルは律義な性格らしい。真の花の円周に沿って、装飾花をつける。
📷2022年6月2日:この花は、真の花(両性花)、装飾花ともに白色の八重咲きなのだ。
アジサイ、ホワイトエンジェルという品種である。はい~、これは2015年以前から猫の額に住まう古株だ。
加茂花菖蒲園が改良して作出したガクアジサイの品種とされ、さて、どんな経緯でこのアジサイを手元に置いたのかは失念してしまった。
ご覧の通り、真の花(両性花)の周囲に、長めの花柄を持つ装飾花が取り巻くというレイアウト。
さらに、真の花(両性花)、装飾花ともに白色の八重咲きというシャビーシックな佇まい。見る人誰もが嘆声を漏らすといった存在ではないかもしれないが、ただそこに在ることで心穏やかにしてくれる、そんなアジサイなのかもしれない。