Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

実りの秋は山野草も例外ではないのだ!

2022年11月19日 13時50分00秒 | みんなの花図鑑
  📷2022年11月17日:ムサシアブミの実でさえ、錦繍に染まる秋!?
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 リュウノヒゲに埋もれながら、ムサシアブミの実が秋色に染まっていく。
 まぁ、それにしても、その形といい、色といい、何と毒々しい実なのであろうか。
 それでも、猫の額で秋を告げてくれる得難い植物の一つなのである。

  📷2022年11月16日:北側に位置する南天。なんでこんなに隙間が空いてしまうのだろうか。
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 南天は、難を転ずるという。南天のど飴なんて商品があるくらいだから、喉にもいいのだろう。この時期、その赤い実は秋の訪れを知らせてくれる風物詩の一つでもある。
 我が家の南天は、北側の一角に植えてあるのだが、ついぞその実に注目することはなかった。それほど実の成りがよくなかったのだ。
 鳥にでも食われてしまうのかと思ったが、実は有毒で、ヒヨドリなどがほんの少量ずつ、中(あた)らぬように長期にわたって啄むなどと説明されていた。
 ご覧の通り、だいぶ隙間があるが、今年は、これでも数多く残っている方なのだよ。

  📷2022年11月18日:鉢に上げたツルウメモドキ、実は不作であったが、これはこれで季節を告げる一景なのだ。
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 たった三粒の秋。まだ爆ぜてはいないが、これはこれで季節を告げる一景と言えまいか。

  📷2022年11月15日:今日、観察してみるとセンターの種が折れていた。これはまだ健在な折りの絵。
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  📷2022年11月19日:もう少しすると、蒴果を日に透かせば種の存在がそれとわかるようになるんだ。
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 八ヶ岳から取り寄せたシロバナホトトギスに蒴果が。是非とも種を取り、シロバナのコロニーを作りたいものだ。

  📷2022年11月17日:センブリ
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 すでに花びらを閉じ、季節の流れに身を任せることしかできないセンブリ。
 これが、受粉が済んだと思われる花後の姿。よく見ると、花びらが子房を護るかのように閉じている。
 また、しばらくは時をやり過ごし、じっと子房が開くのを待つ。
 かぱっと頭頂部が開くと、そこには0.5ミリもないほどの種が蓄えられているのがわかる。


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季節を告げる花の囁きに耳を澄ます

2022年11月17日 19時00分00秒 | みんなの花図鑑

   📷2022年11月15日:フリルのピコティーって感じのガーデンシクラメン。ピンクビクトリアみたいだな。


   📷2022年11月15日:クレヨンという品種。つぼみの上がりがイマイチかな。

   📷2022年11月17日:ナデシコも、いまはまだ気張って咲いている。

 ちょっと留守をしていた。このブログを。別に、どこぞに出掛けていたわけではない。まぁ、言ってみればネタ切れってやつかな。
 それでも、猫の額で花が咲いてないわけじゃないんだ。そう、 いつぞや日記にあげた “花日照り” に合わないように用意しておいたシクラメンやらナデシコたちだけどね。
 いってみれば、こんなときのために贖った花たちなんだから、このときとばかりにまたアップしてしまおう。

   📷2022年11月17日:色が乏しくなってきた坪庭、ヒメノコンギクの薄い紫に心惹かれる。

   📷2022年11月17日:南側に置いておいた鉢はすでに盛りを過ぎた。掉尾を飾る花一群れ。

 鉢植えにしたヒメノコンギクはもう終焉に差し掛かっているが、坪庭に地植えにした方はこれからが見頃、徐々に咲き進んできている。

   📷2022年11月17日:小庭に、小さな碧い波が出現したかのよう。

   📷2022年11月17日:タツナミソウ、よく見るとつぶらな瞳が愛らしい。

 11月も中旬を過ぎ、各地から冬の訪れが報じられてくる。そんな季節に抗うように咲き続けるタツナミソウも、花数を増やしているのだから不思議なものだ。

   📷2022年11月17日:こちらはキバナなのだが、子房がなんとも弱々しい。

 つんと伸びた細い円柱状の葉が、重力に耐えかねて横倒しになっている。花茎も項垂れているようだが、花はまだ瑞々しい。
 ミヤマラッキョウの花、もう少し日にちを重ねると、ハートを天地逆にしたような倒心形の蒴果が目立ち始める。
 そう、ミヤマラッキョウの花の終わりは、我々に冬の到来を告げてくれる。おっ、そろそろタイヤの履き替えをしないといけないな。


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こもごもに咲く 沢地区の花を撮る

2022年11月14日 10時52分00秒 | みんなの花図鑑

   📷2022年11月11日:他に先駆けて咲く皇帝ダリア一輪。どんな気持ちなのだろう。

 何事も、他に先駆けてという行為は勇気が伴うもののようだ。多分、花でさえそうなのだろう。
 アスリートたちは、一番を競い合う。TV番組だって視聴率の一番を目指して鎬を削る。ビジネスマンだって、商店主だって、その思いは同じなのだろう。
 そんな世界を一歩退いただけで、とても穏やかな日々が送れることもあるというのに。
 一番じゃなきゃダメですか? 2位じゃダメなんでしょうか?


   📷2022年11月11日:夏が終わりを告げる頃、お茶の花が咲きだしてくる。

 狭山茶の花である。誰が何と言おうと、これは狭山茶の花なのである。
 宇治茶の花でも、掛川茶の花でも、八女茶の花でもない、狭山茶の花なのである。
 だって、ここは、埼玉県狭山市なのだから・・・。

   📷2022年11月11日:ハエドクソウ科の一年草トキワハゼが咲いている。

 僕を「みんなの花図鑑」という迷宮に誘う案内人(花)となった花が、このトキワハゼの花だった。
 2015年5月12日、珍しい花じゃないのだろうかと思って、花の名前を教えてもらえるというサイト、「みんなの花図鑑」に初めて投稿を試みた。
 すると、間髪を入れずコメントが付き、この名前をご教示頂いた。それから僕の花紀行(寄稿)が始まったというわけなんだ。

   📷2022年11月12日:青空に映えるオミナエシの花。

   📷2022年11月12日:いまが盛りと咲いているふうなのだが・・・。

   📷2022年11月12日:ちらっと白いドットが目をかすめた。白飛びじゃないよ、色が抜けてるのかな。

 今年はオミナエシを撮ってないななんて思っていた。ここは、沢地区の貸し農園、かつてカリガネソウの種を採らせて頂いた場所だ。
 ここには、オミナエシも、ヒヨドリバナの仲間も、キキョウも咲いていたことを思い出し立ち寄ってみたのだ。

   📷2022年11月12日:ヒヨドリバナの仲間もまだ咲き残っていたのだよ。

 ここでは、時の流れが止まっているかのように、オミナエシやヒヨドリバナの仲間が、まだ咲いていた。
 いずれもが10月まで頃とされる花期を大きく逸脱し、平気な顔していまが盛りと咲いていた。

   📷2022年11月12日:こんなところでフユノハナワラビに出会えるなんて・・・。

   📷2022年11月12日:おっ、なんだ、なんだ、ちょっとしたコロニーが形成されている。

 フユノハナワラビ(ハナヤスリ科ハナワラビ属の多年生草本)、こんなに間近に見るなんて何年ぶりだろうか?
 2016年11月5日、僕たちは「道の駅 和紙の里ひがしちちぶ」を目指し日帰りドライブに行った。
 そこに併設された「めん処すきふね」で手打ちそばを食し、日本庭園を散策した。うんっ、確かその中庭で初めてフユノハナワラビに出会ったんだっけ。
 ということは、6年ぶりの再会ってことかな。とても地味なんだけど、花のような胞子葉がとても興味深いよね。

   📷2022年11月12日:掘り返された跡が如実に残っていたのだよ。

 何度も行き来した道でさえ新たな発見がある。まだまだ狭山も捨てたもんじゃないなんて思いながら、先日のセンブリが咲いていた公園を目指す。
 おい、確か、この辺りだと思ったのだが、花らしき姿は認められない。よく見ると、掘り返された跡が・・・。
 え~っ、盗掘かい! ただ一株、満を持して、やっと地上に現れたセンブリを盗掘したってかい!? 不埒な奴がいるもんだ。ふつふつと怒りがこみ上げてくる。
 折角のいい気分が台無しだ、なんて思いを胸に、重い足を引き摺りながら家路に就いた。


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狭山市沢の路傍で咲く花一輪*猫の額に現れた蒴果一つ二つ

2022年11月13日 19時28分00秒 | みんなの花図鑑

   📷2022年11月11日:サフランが咲いていた。他には何も見当たらない。そんな場所で咲いていた。

 埼玉県の南西部に位置する狭山市(さやまし)は、入間川、入曽、堀兼、奥富、柏原、水富、新狭山、狭山台の8地区からなる。
 沢とは入間川地区に属し、北西に西武新宿線が走り、南西部には県道126号所沢堀兼狭山線と接している。
 菩提寺はその沢にある。モクゲンジを撮った日の帰路、畑地の一角で忘れられたように咲くサフランと出会った。
 アヤメ科サフラン属(クロッカス属)の多年草だが、そのひょろと伸びた真っ赤な雌しべがあたかも小刻みに律動しているかのようで、まるで別の生き物を見ているようだったよ。

   📷2022年11月12日:上から下までしっかりと咲いてくれたシロバナホトトギスのいま。

   📷2022年11月12日:子房が程よくグリーンに色付き、しっかりとした様が見て取れる。これは種が採れそうだね。

   📷2022年11月12日:こちらはキバナなのだが、子房がなんとも弱々しい。

 翌日のこと、咲き終わったシロバナホトトギスとキバナホトトギスを注視してみた。
 いずれも蒴果を蓄えてはいたが、シロバナは思いの外しっかりとした形状を示してくれていたが、キバナの方は実を孕んでいるかどうかあやしいほどに小さい。
 キバナの方はいまある株を大事にしないといけないね。
 シロバナの方は種が取れそうだ。目指せ、シロバナホトトギスの群生を!


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イソギクを撮っていたら、蟷螂と目が合ってしまった件

2022年11月12日 14時00分00秒 | みんなの花図鑑
   📷2022年11月12日:海辺でよく見られるというイソギクが開花し始めた。

 イソギクがほころび始めた。キク科キク属の多年草であり、その名の通り海浜植物の一種とされる。

   📷2022年11月12日:おや、背景にナニモノかがフレームイン!?

   📷2022年11月12日:なんと、蟷螂がカメラ目線で何事かを語ろうとしていた。

 カメラを変えながら撮っていたら、ナニモノかがフレームインしてきた。
 うわっ、蟷螂だね。めっちゃ目が合ってしまった。なんと腹部の幅が広いことよ。蟷螂の仲間との親交はないに等しいから、その名前さえ知らないがG先生に問うと「ハラビロカマキリ」じゃないかということだった。

   📷2016年12月1日:白い舌状花が印象的なハナイソギク。

 このイソギク、園芸種のキクとよく交雑すると言われ、イエギク(家菊)との雑種で白い舌状花が見られるものをとくに「ハナイソギク」と呼んでいる。

   📷2022年11月12日:坪庭のヒメノコンギクが開花した。

 イソギクもシンプルでなかなかいい。そう、秋といえばキクの仲間なんだろうね。今日もニュースで小田原のざる菊園の映像が流れていたっけ。
 猫の額でも、イソギクばかりか、地植えのヒメノコンギクも開花した。鉢植えもいいが、いかにも自然の中で咲くといった雰囲気もいいものだ。

   📷2022年11月12日:変化朝顔牡丹咲きの八重がいまでも咲いている。

   📷2021年11月12日:まだしっかりとしたつぼみさえ蓄えているのだ。

 11月も半ばだというのに、猫の額ではまだ変化朝顔が咲いている。今夏の鉢植えの変化朝顔は、大方、つるを切り、根も掘り上げて土も払ってしまった。
 2、3の鉢だけつるを長めに残し、そのままに放置しておいた。すると、葉こそ伸ばさないものの、つぼみを蓄えだし、このように咲き始めたのである。
 変化朝顔はいつまで咲くのだろうか。まだ、かなりしっかりとしたつぼみさえいくつか見られるのである。
 季節に抗う朝顔と、その姿をしっかりと見届けてやろうという猫の額の庵主。根比べがいまでも続いている。
 

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