とうとう根絶やしにはできなかった。強靭なのである。地下茎を伸ばし、思いもよらないところから芽を出し、半分化粧を施した葉を涼しい顔で見せつける。
ところがである、全国的に見てみると、生育に適した地が減少し、地域によっては絶滅危惧種に指定されているのだとか。お分けしますよ、いくらでも 笑
七十二候のうちの一つ、「半夏生」は夏至から数えて11日目のことを言うのだとか。その頃に花穂をほころばせるからこの名がある。見た通り、葉っぱが半分ほど白いから(この株はかなり全面的に白いけど・・・)という異説もあり、名の由来に関しては定まったものがないとされる。
まぁ、ドクダミの仲間は増えるわなぁ~!
ユニークな花である。つぼみが茨に包まれている。猫の額では、茨姫との通称がある。
増えない!? 今年も、昨年と同じ二本の茎を伸ばし、花もたくさん付けてくれているのだが、株が大きくならないのだ。
なんか、問題ある? 問題あったら、どうか遠慮なく申告していいんだよ。
花友のTさん宅を通りかかると、見て行けという。もう、4~5年前のことだ。
駆け出しが、知ったかぶりして、目に留まったフタバアオイの株を差して名を告げ、面白いねと申し上げると、持って行けとズボッと株を掘り上げた。どうも、そこに付いてきたようなのだ。
それからというもの、フタバアオイが芽生える頃、時を同じくして特徴のある葉をもたげ、可憐な花を見せてくれている。