11月13日 曇り
8:00 ホテルをバスで出発
8:45 前日の歩き終わり鎮(しずめ)神社到着
ここからこの日のスタートです
鳥居峠を越えます
この日は雨の予報が出ていました
峠を越えるまでどうぞ降ってきませんように・・・
峠の始めは石畳です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/c4/7bf7d4e86d5bd5387b271a16ad554efb.jpg?1669294538)
鳥居峠は藪原宿と奈良井宿を結ぶ
約6キロです
江戸時代の旅人にとっては難所であったようですが
今は道も整備されていて
トレッキングコースです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/52/e06c22e28897cf7e97227b8f7d889107.jpg?1669294538)
この日は紅葉が美しく
赤や黄色に彩られた木々を眺めながら
かわいい石像などを見つけながらの
峠越えです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/0c/a3bccbe5b5e5b409b4fb9160af36e1fa.jpg?1669294538)
茶屋などもあり休憩もできました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/b5/6b80abc48ee0db7a5a24e55a8b6a7c77.jpg?1669294538)
8つの橋を渡るとの説明を受けました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/c4/4d5b0d20ec08c1bfe4f924673f096f08.jpg)
道は整備されているのですが
落ち葉などで案内板が埋もれていたり
目立たなかったりで
やはり山歩きは細心の注意が必要と思いました
私達は講師の先生のあとをついて行くだけなので
気楽なんですが・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/4c/71e31a5cac35003ac54b1f761c5a0e14.jpg?1669294657)
鳥居峠の1番高い所
標高1197m
狭い山道の傍らにこの石碑があるのみ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/48/3753a6dc1510e791675d0e52eef59d5b.jpg?1669294657)
皆さん立ち止まる広さもなく
通過時に石碑にタッチするくらいです
石碑の前で写真撮りたかったなぁ~~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/c6/76e509cc067354ec9fc5615c33792e9d.jpg?1669294657)
時折クマよけの鈴なんかもありましたよ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/15/2f34eed5c510c19849c93dbea54e680f.jpg?1669294660)
子産みのとち
このとちの木の空洞に捨て子があり
その子を育てた村の夫婦が幸せになりました
って伝えがあるとちの木
こんな話、東海道にもあった気がします
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/21/d17cf443d2af3ef41f3619d8f7727d91.jpg?1669338809)
このあたりはとちの木の巨木がたくさん並んでました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/6e/7fe7f4a6e70632d2ec14776ec0a8df3d.jpg?1669294660)
「木曽の栃うき世の人の土産かな」
の芭蕉の句碑がありました
芭蕉ってどこにでもいってんだなぁ~~
そんで、どこででも句を読んでる
歌人だからあたりまえかぁ~~
私は、どこの景色も写真に残してます
歌はよめん・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/50/28780b5d6f224274a4ccf819fab57bf5.jpg)
御岳神社
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/48/16d1ccad185aa3717b09bf8057902cbc.jpg?1669294660)
神社に至るまでに鳥居があり
この鳥居が建てられたことによって
この峠を鳥居峠と呼ばれるようになったそうです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/35/e628281c3ebaac1e02aea34dd7481792.jpg?1669294831)
神社の周りには多くの石仏や石碑が建てられており
御嶽信仰の盛んだったことを思わせると説明されました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/fa/5596241e2867d039d92e0e725b3caca9.jpg?1669294831)
晴れていたらここから御嶽山が見えるようですが
この日は見えませんでした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/f3/dad56905daf3bfaf784b42515e709821.jpg?1669294831)
御嶽神社から峠を下って行くと
山々が迫る木曽谷を望むことができました
ここから九十九折の道や急な坂を下って
藪原宿を目指しました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/39/d000649d3e902b025003872a2479f1d1.jpg?1669294831)
下り道も整備されていて
歩きやすかったです
ここらへんで
藪原方面から登ってくる外国の方々に
何人も出会いました
藪原から峠を越えて
奈良井宿の昔の町並みを見たときは
感動するだろうなぁ~~
と思いましたわ
私達日本人だって
奈良井宿に入ったときは感動したもの・・・
それが峠を越えてあの町並みを目にしたら
絶対感動すると思う・・・
おしゃべりな私なんで
外国の方々にも話しかけたいとの思いは
山々なのですが
なんせ、英語が喋れない・・・
そんでも思いを伝えたく
日本語で
「頑張って~~」と
これから峠を越える外国の方々にエールを
送ったわけです
それにしても
外国の方々は軽装でした
半袖のシャツにサンダルもどきの靴
トレッキングになれているのでしょう
私にとっての峠越えは
一大決心の必要なことですが
雄大な土地に暮らし
鳥居峠越えくらいは
庭を歩くようなものなんでしょうか
午後から雨の予報の中
どうぞ無事に峠を越えられますように・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/0e/abbf9427376854f86f0e93318ca169cc.jpg?1669341384)
外国の方々にもわかりやすい
今風の道案内石碑がありました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/7b/8c137d6ebaf982cd35194da6f54d9972.jpg?1669341384)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/7b/8c137d6ebaf982cd35194da6f54d9972.jpg?1669341384)
長かった下り坂をおえて
こんな素敵な道を歩きます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/de/5c4d3f5ce8a89072bce3eb404ba578ac.jpg)
こちらが京方面・
藪原からの峠越えの
案内版です
私達にとっては
峠の終わりです
無事に雨にも降られずに
峠を越えることができました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/00/f1d7107358bb60fafa90c4ec374b4c8a.jpg?1669294833)
峠を越えると
尾張藩の御鷹匠役所跡があります
なにそれ・・・
って感じです
山の中の鷹の巣を見つけて
ヒナを飼育するところなんだって
大きく育った鷹を将軍家とか藩主とかが
鷹狩したらしいね
なぁ~~んだ
自然に飛ぶ鷹を狩ったんじゃないんだね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/86/e9d2caf1277b5acaeaaf05e27e769afe.jpg?1669294833)
ここ役所跡を下ったところに
飛騨街道の追分があり
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/af/0c71c223225f79f974a652f1956c75f1.jpg?1669294833)
中央本線の走る鉄橋を渡り
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/40/32a62e9930a5ac39be1f1f0fc33c8c75.jpg?1669343161)
藪原宿に入ります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/9b/8d8f329954fad81548a6c0c8cb41d4cb.jpg?1669343161)
藪原宿
本陣 1軒
脇本陣 1軒
旅篭 10軒
戦国時代に木曽義昌が木曽11宿を定めたころよりの
宿場町
昔から櫛の生産が盛ん今でもこの櫛の生産は
伝えられている
本陣跡
木曽11宿の中では最大であったが
今はなんも残ってなかった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/5e/870a0b5e6e1ec5883a058cb567c9478c.jpg?1669343234)
本陣跡周辺の街道の様子・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/d3/37cc2d8ae2c6b90c8a5ad86c91f27aa9.jpg?1669343234)
最近まで営業していた旅篭・・・米屋
今は営業していないようでした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/94/616e60d87dc9c03c3097903fff9e9261.jpg?1669343234)
1695年
大火のあと防火を目的とした高壁が作られ
今も宿場内に2か所
土盛り石垣の1部が残ってました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/aa/08191b802b147eae399dfb5eff91070d.jpg)
11:35 藪原神社
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/09/6cadbbff3e0501ce5a3ab6ce337190b0.jpg)
社名は、はじめ熊野社であったが
明治4年に現在の藪原神社に改称されてそうです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/26/0d78a4d8055254982a17c94e39bca433.jpg?1669294899)
藪原1里塚跡 江戸から66里
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/67/ec0b5fa603607d20b441513f28ca0ac1.jpg?1669294901)
12:00
村民センターゴールです
11月11~13日の中山道を歩く23回
「塩尻から藪原」までの3日間が終了しました
コロナでのツアー中止で中山道の旅は
なかなかサクサクと順番通りに進まず
また自分の体調や家庭の事情なども
あり33回の行程を順番どうりに進めない方もあります
今回のたびでは
そんな中
この回をもって中山道六十九次
534Kを完歩した方がおりました
参加の皆さんでお祝いです
完歩に4年かかったそうです
私も今回で最終回の33回を残すのみと
なりました
中山道手ぬぐいに歩いたところを緑のマジックで
線を引いてきました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/59/5316a3ef6fa8e649a56e434c8ab9a4ec.jpg?1669338903)
最終回33回は
草津宿~京都三条大橋までのコースです
草津宿で東海道と中山道は合流しますので
東海道を完歩した私は
このコースをすでに
歩いており
今回の藪原宿で実質的な
完歩でございます。
祝・祝・祝です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/14/b65e9ebfab0ec60e2609a2a849dcdbd0.jpg?1669338903)
最終回は東海道と同じだし
ツアー代金がもったいないから
「歩かなくていいんじゃねん・・・」って
父ちゃんは言います
なにをおっつしゃるおやじさん
ですわ・・・
コロナに奔走され
いくつもの峠を越え
暑い夏の街道
北風の吹き付ける街道を
1つ1つ宿場を越えるごとにいただく
講師の先生の印鑑を楽しみに
一歩一歩歩いてきた534キロなんですわ
最終回を歩かない選択はありません・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/f1/04e24f1f78ab1159fa7b00e7f983c4ff.jpg?1669338903)
完全完歩の方と
実質的完歩のなんちゃって完歩の私と
記念写真撮りました
なんちゃって完歩の私が
ちゃっかり真ん中です笑笑
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/e8/6b8152bc4b7966804adc0bc368e7b857.jpg?1669338864)
最終回33回は
来年2023年5月下旬です
順番通りに歩いてくる皆さんを待ちます
だいぶ先になりますが
歩く中毒のアル中かかあ天下は
甲州街道・日光街道などをぼちぼち
歩きながら5月を待ちます