先日、お教室の生徒さんに聞かれた色の話です。
柿色ですが、少し黄いろが強い色。
おそらく「洗朱」とおもわれます。
色の名前は実に面白く、本を読み始めたら仕事にならない。
「くれない」は、中国の呉から伝えられた藍という意味で「くれあい」が「くれない」
になったという。原料は紅花。
連想というのはおかしなものです。「呉」と聞くとなにか重厚な趣が・・・
とにかく、それらの色は、日本に渡り、水が豊かで、四季の変化の著しい、この
日本の風土のなかで、さらに細かく色分けができてきたわけです。
着物の色も漠然と「紫の紬」とか「緑の小紋」何ていわないでちゃんとしよう。
学ぶこと、実にたくさんありますね。