たまに、インターネットの契約に固定料金プランでなく(上限はありますが)、使った分だけ支払う従量制の契約をしている方がいらっしゃいます。
NTTの契約でいえば、「フレッツ光ライト」がそれにあたります。
「普段ほとんど、インターネットを使わない方などは、この契約にしたほうが安くなりますよ」というのが、この契約のメリットなのですが、最近身近な例で計算した結果、実は「通常のプランのほうがお安くなることのほうが多い」のではないかという結論にいたりました。
フレッツ光ライトは月200MB未満の使用(想定しているのは、週1回 30分程度のホームページ及びメール閲覧)だったら、基本料金で済むといいますが、現実的にPCを使っている方ならそんなことは、まずありえないからです。
それはなぜか?
詳しくない方は、そんなセールストークにすぐ騙されてしまいそうですが、PCは、メール、ネットを見ているとき以外にもネットつながっているからです。
簡単に思いつくのは・・・
1.時刻を合わせる(Windows XPから時間が狂わなくなりました)
2.CDなどを再生させたときに曲の情報を表示させる
3.天気予報やニュースのアプリを見ている(←ネットで見るのと同等です)
4.ウイルス対策ソフトのアップデートがある
5.一番大きいのは、PCの不具合を治すアップデート
(MSでいうならばWindowsUpdateですね)
大きなアップデートは今後4~6か月に一度あります。
今までの例では、どれも3GB以上のファイルサイズでした。(Windows10の場合)
6.スマホ、タブレットのWi-Fiとしても実は使われているケースがある
7.ストアアプリの更新(windows8以降)・・・etc
1.2などはそれほど大きな使用量ではありませんが、誰しもあり得るのが5のWindows Update 直近の不具合が一体どれくらいのネット使用量があったのか私のパソコンで実績値を調べてみました。
2017年度の8月・・・934MB このぶんだけでライトプランだと約5,013円
2017年度の7月・・・874MB このぶんだけでライトプランだと約4,822円
2017年度の6月・・・636MB このぶんだけでライトプランだと約4,107円でした。(すべて税別)
通常のプランの料金が4,700円ですから、
これは、この3か月にかぎった話にしても、ネットやメールをしなくて普通にPCを起動しているだけで、3か月のうち、2か月がライトプランより、通常のプランのほうが安くなることを意味します。
ちょっと衝撃的な結果ではないでしょうか? 実際には、メールのチェックやSNSのチェックなどをする。さらに、年に1,2回大きな修正があるので上限値に達するのは全く特別なことではないのです。
今回調べた方も、現実的に毎月上限の5,500円を払い続けていました。つまり、本来は4,700円で済むところを毎月5,500円(プラス800円)を払い続けているわけです。
しかも、このことをお伝えした方がNTTに連絡して変更しようとすると、何と言われるか?
一人一人の使用量を調べて教えてくれることなどしてくれるわけないので、一般論として、(ほとんど使っていないなら)「ライトプランのほうがお得ですよ」と言われてしまうわけです。(くどいようですが、使ってなくても電源を入れるだけでネットは使っているのです)
詳しくない方は、残念ですがそれに従ってしまうのが現実だと思います。
今回の計算からの結論です。
少なくともPCを使っている方は、電源を入れているだけでネットは(本人が自覚していなくても)使っているので、「フレッツ光ライト」プランのメリットはほぼない。NTTのぼろ儲けです。
うがった見方になりますが、(このプランを作った当初はメリットがあったかもしれませんが)今となってはシニア層を狙い撃ちして実質割高で契約させているのでは? と思えるくらいです。
教室では、皆さんのネット料金の見直しを承っています。
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妥当な料金は鎌倉地区の場合過去に調べてありますので、こちらをご参照ください。
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