ミラーレス・一眼レフ特別講座も終わり、あとは今度の日曜日のプチピクニックを残すだけとなりました。最後は建長寺編です。
トイレあたりから花を絡めての撮影です。現地での見え方と写真のイメージはかなり違うのでないでしょうか?
本物はしょぼいけれど写真にとったらずっと素敵に(逆もありますが)なることも多いです。それも写真の面白さですね。
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入口辺りは紅葉はありませんが、進んでいくうちに見事な紅葉になってきます。
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塔頭の1つ正統院の入口に入る前の紅葉。午前中は順光になっていますのであまりきれいには見えませんが、後ろから回り込んで太陽のほうに向かうときらきら光りだします。私が、逆光の大切さを毎回確認する場所です。「帰り」に、きれいさに気付くのではなく、ぜひ「行き」に気づいてくださいね!
さらに、ミラーレス一眼レフ講座を受けられた方は光芒を意識してみて下さい。
ここからやや右に行くと回春院。もし半僧坊までいかれないならコチラもどうぞ。(両方行くのはちょっと厳しいです)
日本の原風景のような風景が見られます。田んぼもあるんですよ。初めて行ったときにはびっくりした光景です。以前は、あまり整備されていなかった場所ですが、ここ5年くらいでしょうか。行くたびにきれいになっています。
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田んぼと紅葉と竹やぶのいい風景ですが、こんな風に見えるのは相当先に行って(池をこえて)振り返らないと逆光で光り輝かないのです。
こんな風景に出合うには、「あの向うに行って振り返れば逆光で光っているはずだ」という強い意志が必要です
半僧坊に向かってまず迎えてくれるのが達磨さんです。平成22年、中国少林寺より信託されたそうです。
かっこよく撮りたいですね! 竹と絡ませてみました。
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ここからは、階段がきつくなります。
階段、石柱と紅葉を上手く絡ませて撮影してくださいね
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天狗さんが見えてきたら、頂上はあと少しです。しかし、頂上に紅葉はほぼありません。しんどい方は頂上に行かなくても紅葉を楽しむのは十分です。
ただし、空気が澄んでいれば富士山はみられる可能性がありますので悩ましいところですね。
建長寺についても少々・・・
鎌倉時代の建長5年(1253年)の創建で、本尊は地蔵菩薩、開基(創立者)は鎌倉幕府第5代執権北条時頼(時宗のお父さん)、開山(初代住職)は南宋の禅僧蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)鎌倉五山の第一位。
一般的には日本で最初の禅寺と言われることが多いですが、当時禅宗は兼学されることが多かったので、専学としてですね(禅宗専門としてのお寺として最初ということ)
禅寺に関しては以前から興味がありました。その辺のことは過去のブログで書いています。興味のある方はこちらをどーぞ。
鎌倉五山が気になると、京都五山も気になります。以前すべて見に行ったことがあるのですが、京都で五山のことを言っても知らない人は多かったです。タクシーの運転手に連れてってもらったのですが、「はっ?」 「物好きですね」という感じでした。
五山というより、南禅寺、天竜寺、建仁寺などと五山としてより、一つ一つの有名なお寺という意識でしょうか。
皆さんの素敵な写真を楽しみにしております。