ホームコンじゅく鎌倉教室 にこにこ日記

ホームコンじゅく鎌倉教室のオーナーが、
つれづれなるままに書いています。

ミラーレス・一眼レフ講座 課題(紫陽花、新緑)マクロ編(僭越ながら講評編)

2017年07月30日 18時59分38秒 | デジカメ

 

紫陽花・新緑に合わせて、ミラーレス・一眼レフ講座を開催しました。
遅くなってしまいましたが、そのまとめとしてブログ上に僭越ながら講評をさせていただきます。(^_-)-☆

1.S.Iさん

どちらも良い感じに撮れています。

<上>
マクロレンズで青い紫陽花をストレートは表現で撮影。素晴らしいと思います。よくよくデータを見るとWBがいじっているために青みが強調されています。これが狙い通り(?)だったら、もっと素晴らしいです。不思議な色合いの紫陽花でした!

<下>
明るい単焦点パンケーキレンズでの撮影。お花の存在感とバスの対比がとても良いと思います。一方、せっかくの明るい単焦点レンズなので、もっと絞りを開いた絵も見てみたいですね。

 

 


 

 


 

 

2.S.Yさん 

<上>
マクロレンズの撮影とても楽しまれているようで良かったです。これも相当近づいての撮影ですが、しっかりピントが合っています。印象的なところだけ切り抜いているのもグーです。淡い色が多いのでプラス補正しても良かったかもしれません。
<下>
広角側で近づく!を忠実に実行した絵で、素晴らしいです。四隅を考えながら風景を切り取りましたね。しかもこれは午前中に撮影したものではありませんか!! 撮影に早起きしていかれる意欲を持たれいる方がお家でくすぶっていちゃだめですよ。ぜひ、教室にまた復帰してください(^_-)-☆




 


 

3.M.Kさん

<上>
広角で近づいて撮ったのですね。メインの被写体とサブの被写体を強く意識していて設定的にも問題なしです。
<下>
パット見たときに、絵画的な美しさを感じました。結果オーライでありますが、WBの設定が変わっていますが、ご本人は気付かれていますのでしょうか。(^_-)-☆
一番下のお花もギリギリフレーミングされていますが、本当にギリギリなのでかえって気になってしまうかもしれません。下のお花はもしかしたら、無しもありかなあー。


 

 


 

4.M.Sさん

お話を聞いた限りでは、マクロ、マクロライクな表現の区別がまだしっくりいっていない状態でしょうか。今回、望遠レンズでマクロライクな表現を撮影してみましょうといったのは、被写体の大きさだけでなくボケの量も考慮しての話になります。


単純に大きくとるだけならば望遠レンズより、広角レンズのほうが大きくなる場合があります。Mさんのレンズでいうと望遠レンズの最大撮影倍率は「35mm判換算:0.32倍」です。一方、標準レンズのほうは「35mm 判算版で 0.45 倍」です。

そのため、提出していただいたように、標準ズームでの撮影のほうが、大きくなるのです。しかし、ボケの美しさでは望遠レンズのほうが、きれいになります。しかし、望遠レンズで撮ったほうは、メインの被写体と背景の距離がちかーーい。これでは、マクロライクの撮影のうまみが消えてしまいますね。一方、標準ズームのほうはメインの被写体と背景がとおーーい。標準レンズではボケるにしてもちょっとうるさい感じになってしまいます。ちょっとちぐはぐな感じを受けてしまうのはそれが原因でしょうか。
今はもっとたくさん撮って経験すべしデスね(^_-)-☆




 

5.S.Eさん

マクロはSさんに相性が合っているのでしょうか!いい感じで撮れています。フォーサーズ時代のレンズが生き返りましたね! 授業での撮影中も生き生きとされていました!

<上>
猫ちゃんのような表情がしっかり写っているのは絞る必要がありますが、お花の場合すべてにピントが合っている必要はありません。もうちょっと絞りを開き、ボケの美しさが強調された写真もぜひ!

<下>
猫ちゃんの大きさはなんと1cm位とか・・・。表情をしっかり移すためにF9.0まで絞った影響で、シャッタースピードは1.3秒までになっています。三脚があって初めて撮影できた写真ですね。


 


 

6.S.Kさん 

<上>
マクロレンズでお花に影ができるぐらいまで近づいているのにもかかわらず、しべの部分にピントがしっかりあっています。相当苦労して撮ったのではないでしょうか。真っ白けで、影が出ていますので思い切ってもっと、プラス補正して意図的にしろ飛びさせても良かったかもしれません。
<下>
しっかりと高倍率ズームの最望遠側での撮影。マクロライクな撮影になっています。背景のボケのおかげでメインのお花及び葉っぱがとてもリアリティがあって美しいと思います。


 


 

7.S.Sさん

<上>
赤が鮮烈ですごい迫力です。露出を3メモリ分マイナス補正したならでは赤色ですね。ピントはばっちりですし周りをすべて入れてないため、迫力もグーです。四隅を意識した感じがもあり、荒い感じもしません。
<下>
紫陽花の向こう側に船! 新鮮な構図でした。せっかく、換算24mmの広角レンズを使っているので、最広角の絵も見てみたかったです。これだと、高倍率ズームレンズでも撮れたということになりますので。
同じような構図だったら、もっと紫陽花の花に近づくと遠近感がもっとでて、手前の紫陽花と奥の船の差が出て面白い絵になったような気がします。


 


 

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ミラーレス・一眼レフ講座 課題(紫陽花、新緑)マクロ編(撮影全般について)

2017年07月21日 23時01分13秒 | デジカメ

紫陽花・新緑に合わせて、ミラーレス・一眼レフ講座を開催しました。
(4月20日から5月25日 5回受講 2クラス)
遅くなってしまいましたが、そのまとめとしてブログ上に僭越ながら講評などをさせていただきます。(^_-)-☆

今回は紫陽花・新緑の時期に合わせましたが、久しぶりにマクロ撮影をメインに、講座を開き、最後のまとめとして、課題の写真を提出していただきました。

課題としては
1.新緑・紫陽花のマクロ撮影 
2.新緑・紫陽花撮影(風景の切り取り or 広角で近づく を意識して)
です。

マクロレンズで撮影するとこんな感じになります。 本当の大きさがどれくらいか想像つきますか?

     

どれも、1cm~2cmの大きさなのです。

 

提出していただいた作品はどれも、(講座中に口酸っぱくいったのもありますが、一般的にはピント合わせが難しいマクロ撮影で)、しっかりとピントが合っていました。素晴らしいです。

そりゃ当たり前でしょう! と思う方もいらっしゃると思いますが、現実は、絞り解放の場合、ピントの合う範囲(被写界深度といいます)が1~2mmほどのシビアさになります。
久しくマクロ撮影を授業でしなかったのは、本格的に撮影しようと思えば思うほど、ピント合わせが難しくなり、三脚を使ってMF(マニュアルフォーカス)でピントを合わせざるを得ないからです。

参考までですが、今回多くの方が購入されたマクロレンズの深度表(の抜粋)は以下のようになっています。これは、F2.8で被写体との距離19cmの場合は、18.9cm~19.1cmの間にあるものがピントが合いますということ。つまり深度はわずか2mmということになります。撮影しているときに2mmも動かしてはいけないなんて、特に外では相当大変であることが容易に想像つくのではないでしょうか。

 

 

 

今回は、みなさん一生懸命、三脚を使ってMFでピントを合わせていただきました。

 

一眼レフの時代は、ファインダーの見え方が、ほぼカメラの値段に比例していました。初めての一眼レフレベルのファインダーでは、ピントの山をつかむことは困難を極めたものです。しかし、時代は変わり、教室のカメラクラスの主流はミラーレスになり液晶ファインダーは200万画素級以上になりました。
実際に覗いてみると少なくとも静止したものに対するピントの見極めは、一眼レフを抜いたといえるのではないでしょうか?

以前講座した時にはあんなに苦労したマニュアルフォーカスがうそのよう。もちろん、それなりにコツは必要ですが、一度コツさえつかめば、むしろマニュアルフォーカスのほうが楽だとおっしゃる方もいらっしゃいました。ミラーレスこそシニアの味方。液晶ビューファインダー付きのミラーレスならマクロもイケル!、今回は特に強く感じました。 続く・・・

次回、講評編に続きます。

 

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