新年あけて、まだ正月気分が抜けきれないこの時期ですが、再び緊急事態宣言とのこと。
情報に踊らせられないように、改めて事実を確認しておきます。
子供たちのプログラム・ロボットの授業をしている責任でもありましょう。
まずは基本情報から
文科省の方針は基本的は以下のようです。手短にまとまっています。
https://reseed.resemom.jp/article/2021/01/06/980.html
この判断の根拠を知るために小中高ではこのような対応をしているということをもうちょっと分析してみました。
(ニュースなどの報道と肌感覚が少々違うので)
<まず現実どうなっているか・・・>
「文部科学省の発表によると、2020年6月1日から12月31日までの間に、学校の設置者から報告のあった感染者数は、児童生徒が6,159人(小学校2,217人、中学校1,513人、高校2,350人、特別支援学校79人)、教職員が830人だった。このうち、同一の学校において10人以上の感染者が確認された事例は、小学校8件、中学校7件に対して、高校は26件にのぼる」
小中高の2020年度(5/1の速報値から)の文科省・学校基本調査の速報値によれば(1万人以下切り捨て)
全国の小学生は 約630万人/中学生は 約321万人/高校生は 約322万人(この値のみ平成30年)/大学生は 約262万人
になります。
<これをもうちょっと身近な感覚でいうと>
大雑把にいえば・・・ 小中高順に 600万/300万/300万 ということになるのでしょう。
単純計算ではありますが 感染率は
小 2000人/600万 で 1/3000 つまり 3000人に一人
中 1500人/300万 で 1/2000 つまり 2000人に一人
高 2300人/320万 で 1/1600 つまり 1600人に一人
(高校生の方が感染率が高いということが分かります⇒高校生の方が生活圏が広いので納得できるところです)
トータルとして、およそ 2000人に一人が感染ということになります。
学校単位でいえば(私の想像しやすい 小学校でいうならば) 4~6校に一人が感染したことがあることになります。
ただし、これは6月からの累計ですから、現在感染している学校ということになると、市内で1人いるかいないかというレベルなのでしょう。
<これを受けて、文科省は以下のように指導をしている>
・児童生徒や教職員の中に感染者が発生した場合でも、感染者が1人発生したことをもって学校全体の臨時休業を行うことは控えるよう求めている。
・学校内で広がっている可能性が高い場合など臨時休業が必要な場合は、保健所などと相談のうえ、学級や学年単位など必要最低限の範囲での休業にとどめるよう周知した。
・部活動については、「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」および関係通知にしたがって、地域ごとの感染レベルに応じた活動を行うよう求めている。
学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~「学校の新しい生活様式」~ は以下参照
https://www.mext.go.jp/a_menu/coronavirus/mext_00029.html
これを鑑みれば、少なくとも子供たちの周りに、直ちに危険が迫っているわけではないと思います。
冷静な判断が今後も必要でしょう。