現在週に8コマ 私立高校2年生と3年生に「情報I」
およびパソコン研究という名目で「入力練習全般」を
教えています。そこで感じることを不定期にお伝えしていきたいと思います。
前回は、「学校で十分勉強する というのはなかなか難しいね!」という話でしたが、
今回はもうちょっと踏み込んでのお話しです。
ただし、誤解して頂きたいのは、
「学校の教育はダメだ」から
「うちの教室に来なさい」ということを言いたいわけでなく、
あくまで
① 学校でやりづらいことは何で、
② 私たちプログラミング教室としてはどうするべきなのか?
ということを考えていくための記事であること、改めてお断りしておきます。
今回は入力に関して・・・
やっぱりタッチタイピング(ブラインドタッチ)は、
今の子供たちは普通にできるようになってもらいたいのです。
高校の授業で入力がそこ速い子を見ていても、タッチタイピングができる子はほぼ見当たりません。
その割には、担当している学校では週に4コマも入力に時間を割いています。
なんとも、もったいない話です。
(スマホ全盛の時代になって、「PCなんてある程度使えれば十分だ」というような
雰囲気がちょっと前、5年くらいい前にはありましたが、少なくとも教育の現場ではふたたび
「PCは必須である!」に完全に変わりました)
私自身がSEとして現役だったころ、意外に思うかもしれませんが業界のプロでも
タッチタイピングができる人は周りにほとんどいませんでした。
それでも、十分以上に速く業務では明確に困ることはないのです。
おそらく、タッチタイピングはできたほうが良いけれど、
できなくても困らないよと言っている人は、そんな感じがあるんだと思います。
しかし、私の場合(入社5年目ぐらいのときだったと思いますが)、
一時的にプロジェクトが仕切り直し。
要件定義から再びやり直し。1か月ほど手持ち無沙汰になった時期があります。
(私自身は後工程であるシステム設計からが担当でした)
要件定義、システム設計に関して興味がある方はこちらを・・・
要件定義とは?何をすべき?流れ・必要なスキルをわかりやすく解説!|ITトレンド (it-trend.jp)
いい機会だからということで・・・
来る日も来る日もタッチタイピングの練習をしていたのです。 (笑)
ほどなくしてできるようになりましたが、そこで一番感じたこと・・・
大げさに言えば世界が変わったということです。
ペンで考えながら書くのと限りなく同じように
考えながら速く入力することができるようになったのです。
勉強でも、書くだけで写しているのと、考えながらノートを書いているのでは
全く違うのではないでしょうか・・・。まさにそんな感覚です。
これからの世の中を作っていく子供たちには、
かならず「考えながら入力ができる」ようになってもらいたいと思っています。