<光コラボレーションモデルに安易に飛びつかないように・・・>
悪質プロバイダー勧誘は本当にあります。
たまには、パソコン教室らしいことも・・・(長文失礼します)
昨年の2月からNTTの光コラボレーションモデル(光コラボ 光の卸(おろし))が解禁になりました。(光コラボとは)
これ自体は、ほとんど問題はないのですが、NTTや有名なプロバイダーを装った悪質な業者による電話での勧誘で問題になることがあります。しばらくして落ち着いたと思っていたのですが、かつての生徒さんで現在「にこにこサポート」の会員さんが被害にあいました。皆さんの注意を喚起するする意味でここに記しておきます。こんな事例はちょっと検索すれば枚挙にいとまがありません。
教室で認識しているパターンとしては大きくわけて2つです。(パターン1はコラボではありませんが)
<パターン1>.withフレッツから(場合によっては別プロバイダーの)ソネットのnuro光 (その評判)へ強引に変えさせようとする。
<パターン2>.withフレッツから別プロバイダーの 光コラボへ強引に変えさせようとする。
パターン1はコラボの便乗でしょうか・・・
「withフレッツ」だと高くなるので「より安く」、しかも「速くなりますよ」というのがウリです。
同じプロバイダーの場合(nuroの場合はSo-Netですね)は、メールアドレスが変わりませんので、敷居が低いですが、nuro光は工事が必要です。
パターン1の問題は、現状で特に問題を抱えてない方に工事を強要させられるという事でしょうか。顧客のことを考えるのであれば、本来は光コラボの方でしょう。工事が必要ありませんし。悪徳業者がnuro光からのインセンティブがもらいたくて押し売りしているさまがアリアリです。
パターン2が、今回問題になったケースです。
私自身も以前に何度か勉強のため説明を受けましたが、その時のセールスポイントは4つほどありました。
- 安くなります(←これは間違いではありません ただしマンションタイプの方は微妙な場合があるようです)
- 工事は必要ありません(←これも間違いありません)
- NTTにお金を払わなくていいんです。プロバイダー料金だけでいいんです
(←この表現はおかしいです。その分まるまる安くなるイメージを誘導していますが、
正確にはプロバイダーが安くなるにせよ回線の分は負担はしています)
- メールアドレスは変わりません(ほとんどの場合、現在のプロバイダーと違うプロバイダーをすすめるにも関わらず平気でこう言ってきます。
その心は・・・現在のプロバイダーのメールサービスの分だけ 200円/月ぐらいで残しておくことなのです)
「プロバイダーが変わるんですよね?」と聞いても、同じメールは使えますと、答えをはぐらかせられます。
パターン2の問題は、特に問題を感じていない方に、わざわざ複雑な契約をさせてしまうところではないでしょうか。同じプロバイダーのコラボならまだ話は分かりますが、そういった親切な例はほとんど聞いたことがありません。
確かに<withフレッツ>から<コラボ>なら安くなるのでしょうが、そのためにプロバイダーを変更させられ、さらに2~300円とはいえ、以前のプロバイダーも残して契約が複雑になるばかり。悪質と言わざるを得ません。
今回は、ご本人があまり意識しないまま契約書が送られてきて、しかもNTTからの転用が終了して2か月ほどたっている状態です。ビジネス的な常識から考えれば、なぜここまでほっといたのか? のレベルでしたが、シニアの方に、それを理解せよ! という方が現実的には難しいでしょう。
そこで、教室の出番、まず今までの契約の確認 変えさせられた契約の確認 そして、プロバイダーへの抗議の電話(半ギレ状態です (*^-^*))
私も対応に疲れました・・・((+_+)) 生徒さんが一人でこれを抱えるのは、本当に気の毒です。
(以下わかりやすくするための概算です。 マンションタイプ 税別です)
問題点は BIGLOBEの「withフレッツ」から「BIGLOBE光」にそのまま変われば
4,750円/月から3,700円/月 の割引なのが
T-COMの「T-COM光」に変更 さらに「BIGLOBEもメールの分残している」ので
3,800円+200円 で4,000円/月
めんどくさいことをさせられた上に本来のシンプルなコラボより300円高くなっている! こんなことが許されるのでしょうか?
しかも、もう一つ重要なのは、もうT-COMいやだからBIGLOBEに戻そうにも、転用した後だと光からアナログに戻さないと同じ電話番号を使えないという現実です。
完全に袋小路に入っていしまいました。
T-COMから悪質業者に連絡、さらに生徒さんへ。しかし、再び、その業者は生徒さんには分からないと思って、結局 振り出しに戻り「T-COMと契約を続ければ、料金はかからない」などとふざけたことを平気で言ってきます。当事者でない教室としても直接やり取りできないため対応の限界です。
覚悟を決め「アナログに戻す工事費を自腹で払ってもT-COMと決別することを大方針にして」、最後の一手に託しました。
生徒さんは疲弊しきっていて、もうあきらめ声。
あと、1回だけ頑張りましょうと励ましながら、全国の消費生活センターへのホットラインをご紹介しました。
ここです↓
結果は 大逆転です。1対1で丁寧に対応してくれ、解約手数料無し。 アナログに戻す工事無し。もちろん工事費用は発生しない。
もとのプロバイダーをそのまま変更無しで 使える事になったようです。 よかったよかった。いつもうまくいくとは限りませんが「188」は覚えておきたいですね。
教訓は・・・
安易に契約をしないのはもちろんですが、現実的に一番大切なのは、業者から言ってくる契約の変更には応じないこと。変更する場合は信頼おける人に相談して自ら直接プロバイダーに連絡するということに尽きるのではないでしょうか。
今回は、教室の「にこにこサポート」に入っている方だったので、教室で対応いたしましたが、一人での対応は本当に大変です。皆さん、お気を付けください。
教室では、こんな、よろずパソコンサポートも出来うる範囲で対応しております。ご心配な方は是非ご加入ください。
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