明日は明日の風が吹く

明日の事を今日悩んだって何にも解決しない
まぁ何とかなるさ!

電気の法則は単純に一般化される

2020-05-03 15:21:46 | 地球と物理
多くの学問の中で電磁気学ほど明確に単純に一般化された法則で記述される学問を他に私は知らない。

電磁界はたった四つの法則に従っていて

rotE=-∂/∂tB
rotH=J+∂/∂D
divD=ρ
divB=0

そして電磁界と力学を結ぶ法則はたった一つ

F=qE+qv×B

たったこれだけを踏まえとけば巨視的な電磁界の現象はすべて解明できる。
あとはそのほかの物理量の定義とケースバイケースの条件を当てはめてやるだけ。

これほど単純に一般化される物理現象はお目にかかれない。
ところで静磁界においてペクトルポアソンの方程式の解は微分方程式の解にたがわず特殊解とベクトルラプラス方程式の一般解を足し合わせたものになる。
この特殊解が定常電流によって作り出される静磁界に他ならない。
そしてこれは有限長の電流に適用でき、これがビオサバールの法則って言われる奴ですね。
そう、電験2種でこの問題が出てきたら真っ先にサイコロ鉛筆を転がして回答はご神託に従おうとしてたややこしい公式です。
これが意味することはビオサバールの法則は定常電流にしか通用しないってことなんですね。

たった4つの公式で電磁界の法則を表しきることができるのですが、各ケースを厳密に解くことは困難を極めます。
実際はいろいろな数値計算や近似を使いますが、有用な方法に電気回路の理論があります。
電気回路の基本は電圧と電流の関係を左右する広義のオームの法則(間の係数は複素数・微積分演算子を含む)とキルヒホッフの法則がありますが、キルヒホッフの法則は電磁界で放射が起こっていないときにのみ通用する法則です。

電気の計算でいっぱい公式や定理が出てきますが、もともとはたった5つの公式からすべて導出されるんです。

でも全てを5つの公式だけから解きこなすことはほぼ不可能です。

ですから電磁界の様々な定理や近似方法そして数値計算によるシミュレーションを学ぶわけですね。

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回路図のスイッチは実在しない

2020-04-30 17:57:54 | 地球と物理
数学とは実に奥深い。

私は電気系出身で微積分を中心とした解析とコンピュータの基礎理論となる離散数学のさわりぐらいしか習っていないがそれだけでも奥が深くよーわからんかったwってのが正直な感想であろう。
特に離散数学は訳が分からんかった。
微積分は地道な努力に理解が応えてくれるんだが、離散数学の理解は天性の直観力がない私のような人間には生涯かかっても無理であろう。

ところで、解析しやすいケースとして正弦波交流の電圧源にスイッチ・R・Lが直列につながってて、
もともと閉ざされているスイッチがある時刻に開いたら電流はどうなるかという問題。
答えは0になる。ですね。
しかし実際はスイッチを閉じているときは無抵抗でスイッチを開いたら無限大の抵抗になるようなスイッチなんて拝んだことがありません。

そうなるとスイッチが開いた瞬間にわずかな隙間に高い抵抗が差し込まれた状況でリアクトルがため込んだ続流を流そうとします。
するとわずかな隙間に高い電圧が集中します。電界強度の単位はV/mであらわされますから同じ電圧で隙間が小さいと電界強度が大きくなる。
電界強度が大きくなると電荷を押し引きする力が大きくなって電離して抵抗が一気に下がる。でリアクトルの続流が流れようとしてアークが走るんですね。
微分方程式で何気に扱ってるコイルの電流の初期条件がリアルな世界ではおっそろしい目に遭う火種になります。

電圧の低い回路はスイッチパチリでいいけど電圧が高くなると尻尾にコイルのついた負荷をうかつな方法で切り離すとえっらい目に遭うんですね。

で、スイッチを離したときに抵抗をなるたけ早く大きくするために真空や6フッ化硫黄の力を借りるわけです。

ディスコン切り離しでたまーにCB切らずにやっちまった~wって間抜けな馬鹿がいたりするのもそんなこんな事情があるわけです。
もっとも特高だったら却って事前に給電制御所と打ち合わせして携帯で電話しながら操作しますからあ間違える馬鹿はめったにいないんですけどねw
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緑の中に

2020-04-26 22:41:27 | 地球と物理
オレンジの花が一輪・・・

雑草って人に刈られても踏まれても僅かな音があれば再び生えてくる。

周りがいかに不要と思っていても、図太く生き延びてわかる人にはわかる一輪を咲かせる。

私もかくありたい。

メンタルを崩したのちに悟ったことは人の評価を気にすると苦しいだけだ。
人の評価を上げるための努力をやめた。

自分がすべきことを後から自分で振り返っては実事がないように進めていくだけ
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バカ市民運動家とマヌケ判事

2016-03-09 20:41:58 | 地球と物理
<問>

ムードで暴走するバカ市民と迎合するマヌケ判事が関西の経済の足を引っ張った出来事ってな~んだ?ww

<答>

このニュースを見よ!

http://news.yahoo.co.jp/pickup/6193939

まぁ、このアホみたいな連鎖を断ち切ろうと思えば、新基準に適合したと判断されたにもかかわらず仮処分という速効性のある処置を乱発させて損害を被らせたって訴訟を関電が裁判所を精査したうえで起こして、バカ市民運動家の財を削いでいくのが効果的だろうし、電気代の値上げなどで酷い目に遭った関西のサイレントマジョリティーの分も含めて、見せしめに膨大な賠償が課されるようにすれば、これからこんな屁みたいな市民運動家に連なろうというバカも減るでしょwww
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脱原発を掲げるなら

2014-01-31 21:57:29 | 地球と物理
原子力に代わるベース電源について何らかの方向性を示すことだ。

地熱発電はともかく、太陽光・風力などの発電形態はピークカットには貢献するが、

代替ベース電源にはなりえない。

脱原発を最終的な目標に据えて徐々に舵を切るのは悪いことと思わない。
原子力がクリーンでないエネルギーだというのは紛れもない事実だから・・・

しかし、直ちに全原発を停止するなど絵空事に等しく、現状でも再稼働が遅れていることに対して歪としわ寄せは確実に生活に直結する問題と言えよう。

計画的に出力を変化させるミドル部分や、ガバナフリーでリアルタイムに有効電力の出力を変化させるピーク部分を担う発電所なども含めた総出力が需要に対して足りているから原発いらないなどというのは滅茶苦茶としか思えない。。

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無関心で済ますわけにはいかなくなった話

2012-07-08 18:22:02 | 地球と物理
6月には春のあおりいかをいつものごとく内浦湾へ狙いに出かけたわけだが、ことごとくボーズを喰らってご機嫌斜めな私であるが、
私よりかはマシな腕前を持っておられるであろうエギンガー・ヤエン師の皆様はいかがお過ごしのことでしょうか・・・

で、排水口近くの筏を陣取り、張り切っていたのはいいけど、原電は停止中で例年の潮とは全く違うパターンになり、アタリもなく、サビキで20cm程度の鯵を釣って気を紛らわしていたわけですが、
高浜原電の岸壁には六ヶ所村からの船が接岸されており、「何か」を搬出しているところをぼーーっと眺めてました。

さて、隣の大飯の原電の再稼働が無事スタートしたわけですが、いつもは閑散としている原電前の一帯が頭の悪さ全開のデモ隊で騒然としているニュースを見ながら思うところを述べてみましょう・・・

結論を先に述べれば日本国民で原電の恩恵を全く受けることなく生活した人など存在しないということである。

これは補助金云々の話ではなく、さらに言えば電気を使わなければいいという話でもない。
多くの商品は電力を用いて作られており、ホームレスのダンボールハウスひとつをとってみても電力抜きには成立しない。
これを「自分たちが使っているのは原電とは関係ない発電によるものだ」などという屁理屈は当然成立しない。

脱原発をいま行うなら、そうした経済のループをブチブチに破壊されて単に節電や停電のみの不便さにとどまらない形で生活に響く。
モノを買いたくても国内の生産が減少、そして連鎖反応で他の産業へも悪い影響が波及し続ける。

毎日新聞などなど脱原発を掲げるメディアは脱原発を指向するならそれだけの覚悟をもって述べるべきではないのだろうか・・・

で、福島原発の事故を通じて分かったことは、単に民主党政権が危機対処の能力に事欠くということだけでなく、原発を推進してきた連中が重大事故に対して事後対応について何一つ準備していなかったという事実であろう。原子力を推進してきた産経などのメディアが事故後に読むに堪えない姑息なコラムを連発してもこの事実は白日の下にさらされており、原子力政策を続行するにあたって再び同じようなことが起こった時に対処法が何一つ未だ確立されていない不信感が周囲のヒステリックな反応の一助になっているので、「放射脳」などと彼らを嗤うのも天に唾する行為かと思う。

ババクジを引かされた福島県民の生活の再建に税金が多量に投入されるのも、今まで電力を消費して経済活動を行ってきた日本国民全員に責任がないわけではないからに他ならない。

自然エネルギー云々ももちろんエネルギー源の多様化のためにも進めるべきであるが、地熱発電以外は太陽光も太陽熱も波力・風力・潮汐いずれもベース電力を安定するのに不向きであり、今までベース電力を担ってきた原電の停止でミドル部分を担い計画的に出力を調整してきた発電所がフル稼働を余儀なくされ、それがガバナフリーで需要にリアルタイムで対応する発電形態にも影響を与える電力不足への懸念に対する答えになりうるとは到底思えない。

別に毎日新聞や産経新聞をはじめとする原子力にいろいろ述べているメディアが潰れても私には惜しくもなければ痛くも痒くもない。

だが、電力に関わる問題、原子力GO! OR NO!どちらの意思表示をするにも覚悟を問われるべきであろうし、かといって無関心でいることも許されないように思える。


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詳細は私も判っていないが・・・

2012-03-05 23:12:09 | 地球と物理
おおよそ自然界においてラジオアイソトープは一定量存在し、宇宙から降り注ぐ粒子も勘案しなければならないので、誰でも大なり小なり放射線を被曝することは避けられないと言っても過言でない。

そんなときによく、似非統計が出されるがそんな似非統計を論難するサイトに出くわした。

「保守」ぶっていながら、論法や姿勢がきわめて左翼的な竹田恒泰(その1)

似非統計の厄介なところは統計に関する知識がない人には、グラフや数字を示されるだけで、それが正しい根拠と思い込んでしまうところにあると言っていい。

ここで紹介される被曝線量と発がんリスクをプロットされたグラフにはサイトで指摘されているようにばらつきが多く、相関係数も見られず、回帰直線がどの程度信用がおけるか全く判然としない。

特定の結論を導出するためのデータの恣意的な加工による似非統計こそ理学・工学・統計学・経済学などなどにおいて最も忌み嫌われる行為であり、このような行為を行い出版までする竹田恒泰氏の統計による意見とやらこそ唾棄すべきものと思う。


私たち日本人にとって連綿と同じ男系の血筋を維持し、国民とともに歩まれ、国家の安寧と国民の幸福を祭祀を通じ祈り続けてこられた皇室には敬意を払うべきであるし、その男系の維持が危機的状況にある今、旧宮家の皇族復帰もなされるべきことと思う。皇室のご意思でなくGHQの土足で我が国が守り続けた皇室を踏みにじった行為の結果である以上。

しかしながら、だからと言って恣意的なデータの加工をした著作を臆面もなく世に出す竹田恒泰氏を皇族として敬うことなど、私には出来そうにもなさそうである。




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原子力関係のみなさん

2011-10-09 14:37:19 | 地球と物理
今、国民の原子力関係者に対する信用が地に堕ちた以上は、何を言われても黙って地道に対策を誠実に実行するしか無いんです!
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なんたること

2011-09-25 06:10:04 | 地球と物理
なんとニュートリノが光より速いという計測結果が出たそうな・・・

天体の観測や原子核反応におけるエネルギーの放出と質量欠損は光の速度がいかなる慣性系においても一定で、光より速い速度で運動する物体が存在しないことを前提に理論が組み立てていられたはずなのだが・・・

当面の計測誤差の考慮や実験の正当性に対する議論を経てこの計測結果が間違いないものとすれば、今まで組み立てられてきた物理学は根底から見直しを迫られることになる。
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皮肉な話

2011-07-02 20:38:42 | 地球と物理
未だ福島第一原電の事故は収束の様子を見せることも無く、避難区域に住まう方々の心痛いかばかりかと心よりお見舞い申し上げる。

で、その影で実は一つの証明された事実があるのである。

あの巨大地震とそれに伴う大津波は東北太平洋側沿岸を呑み尽くした訳であるが、想定外の規模の震災に対して宮城県女川原電は正常に炉心を停止させたのである。当然津波は施設に入り込み、配管などには見直すべき点も多かった。また、津波の引きに対して恐らく復水器の取水口は完全に干上がったものと思われる。この場合、BWRではスチームブロワによって熱を放出させると言う手段は使えない。

が、「やることをやっておけば想定外の地震と津波に対して日本はBWRを安全に停止させる技術を持ち合わせている」ということを証明しているのである。一つは原子炉建屋の高さが海抜に対してそれなりに高かったことがある。

やるべきことをはしょったから福島第一原電は取り返しの付かない事態に陥ったのである。だから多くの人の東電への怒りは増幅されていると言える。また、かかる事故の影で想定外の地震・津波に対して日本がBWRを安全に停止させる技術を持ち合わせていることが証明されても、かかる事故によって日本の原子力の安全神話(本来もともとそのようなものは存在していなかったにもかかわらず私達が存在しているように思い込んでいただけなのであるが・・・)は完全に崩壊したものと看做されるのは当然である。

現在点検中の原電の運転再開に地元の理解がなかなか得られないのも、リスクの説明を恐れてしてこなかったツケといえよう。もちろん、反原発を訴える団体が微細な事故でもヒステリックに騒ぎ立て朝日新聞のようなろくでもないダメディアが不安を煽ってきたことなどから、一定の同情の余地はあるものの、原子力がクリーンなエネルギーでないことはほんの少しでも原子力についてかじったことがあれば分かりきった話しのはずなのである。

ダメディアについて言えば、今度は朝日新聞と逆の立場を取る読売・産経が原子力政策の継続を訴えている。もちろん反原発が時流となっている中で、エネルギー源のカードの多様性とベース電力源として有効な原電の継続を訴えたい気持ちは分かる。

が、今までリスクに関する指摘を軽視する風説を垂れ流してきた過去の論調にオトシマエをつけるでもなく、今までのリスクに長年手を打ってこなかった原子力行政をろくろく批判せず、誕生して年数の浅い現政権与党への批判ばかりに血道をあげる読売・産経もまた信用に値しないダメディアなのである。

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