かみなり

心臓に人工弁を、耳に補聴器をしている昭和23年生まれの団塊世代です。趣味は短歌です。日々のよしなしごとを綴っていきます。

心が風邪をひくと身体も風邪をひく

2018-11-03 15:05:18 | ブログ記事
一昨日から鬱っぽくなっていたが、

今日は、身体が風邪をひいたようだ。

今朝から身体の節々が痛い。

それでまず身体を温めようとお風呂を沸かして長湯した。

それから、片栗粉で高知県では「かたくり」と呼ぶ飲み物を作って、
生姜をいっぱい入れて飲んだ。

よく薬局で葛根湯という風邪の初期に効くお薬を売っているが、
この「かたくり」は、それの代用になるようだ。

ここで玉子酒も飲めばいいのだが、まだ真昼だから、さすがに・・・。

夜寝る前に作って飲むことにしよう。

これで、たいがい引きはじめの風邪は治せる。

やはり、心の不調はてきめんに身体にくる。

一昨日から心が不調だっただけでなく、身体も寒気がしていた。

それで身体を動かせばよかったのだろうが、動かさずにじっとしていたのがよくなかったようだ。

今朝起きたら身体がこわばっているし、咳も出る。

それでエアコンで暖房するのだが、これがまた寒い。

部屋は温まってきていたが、エアコンの風が私を直撃するのだ。

これで本格的におかしくなった。

それで、急いでお風呂を沸かして温まって、「かたくり」を作ったという次第。

ついでに、大根のハチミツ漬けも作っておいた。

咳が出たとき食べれば効くみたいだから。

こうして一人で暮らしている私は、自分で自分の看病をするしかない。

そして、今夜は夫が帰宅する予定だから、元気になってお出迎えしなくっちゃね。

そうしないと、夫のガールフレンド達に夫を取られてしまうかもしれないから?


*

★鬱になり心が風邪をひきたれば身体はたちまち本当の風邪

★風邪をひきカタクリ作りてもらひしは幼きころの高知の家で

★あるときは祖母が作りてくれしかな風邪に効くとかいふカタクリを

★たつぷりと砂糖を入れて玉子酒つくりてくれしも祖母の思ひ出

★忙しき母より祖母の思ひ出のほうが多かり幼きころの

★娘にも作りてやりし玉子酒かぜひき娘は楽しみにして

★甘えるが少なくありし長子なる娘は風邪のときだけ甘え

★お母さん玉子酒を作つてねこのときだけは甘えた声で

★もう少しこの子も甘えさせてやりたかりしなどと今頃おもふ

★わたくしの母も私を甘えさすことはあんまりなかりし過去よ

★甘えさせくれるが祖母で祖母つ子でありし幼きころのわたくし

★わたくしの長女も祖母つ子義理母は孫には甘き祖母でありにき

いま読んでいる本

2018-11-03 10:39:31 | ブログ記事
少し古いですが、

大王製紙御曹司、井川意高氏の『熔ける

買ってあったけれど、積読にしていた本の一つ。

どのようにして106億8000万円ものお金をカジノで失ったか興味があって買ってあったが、
そのまま読まずにおいてあった。

世の中には、こういう大金を動かせる人がいるということが驚きであったし、

東大法学部まで出て学問を修めた人でも、こんな愚かなことをしてしまうのかと

平凡な人生を送っている私には衝撃であった。

昨日は、図書館に予約してあった本を受け取りにいったが、

その本は、花人、川瀬敏郎氏と、国文学者、光田和伸氏の共著

神の木 いける・たずねる

である。

なぜこの本を借りたかというと、

少し話が長くなるが、

有名歌人であられるが寝たきりの私の歌友が、この国文学者、光田和伸氏に片恋をしていられて、

その気持ちを伝えてあげたくて、今年の秋分の日に愛媛県の光田氏の実家まで行った。

いえ、わざわざではなくて、実家のお墓のある高知県に行ってからの帰途でした。

そして、お会いしたから、
そのご著書も読んでみたたくなり、
川西図書館ホームページで検索してみると、上の本がヒットしたから借りてきたと次第。

光田氏は、私の歌友があこがれられるだけあって、素敵な方であられた。

なぜ彼の実家まで探して行ったかというと、

光田氏の著書『恋の隠し方』に故郷のことが書かれてあったから、

田舎なら、ひょっとすると、そのご実家を探せるかもしれないと思って行ったのであった。

私の思惑は当たって、地区の小学校で、光田氏の親戚という家を教えてもらうことができた。

そのご親戚の人に光田氏のご実家の住所をお聞きして訪ねてみると、

なんと運のいいことに、

光田氏は、ふだんは京都にお住まいなのに、

その日が秋分の日だったせいで、ご実家にご在宅であられた。

そして、初対面であったにも関わらず、そのご実家に上がらせていただけて、

応接室で、しばらくお話させていただくことができた。

このときは、夫も一緒だったので、助かった。

難聴の私だけだったら、十分聞き取れないし、

初対面なので、話題にも事欠いたと思うが、

夫が、光田氏が最近研究しているという古代史などについて話を振ることができたから。

古代史については、夫より、むしろ私の興味の分野であるが、

夫も私のもっている本を読んだりするから、話題にはできるのだ。

まあ、そんなことで、私も光田氏に興味をもったので、上の本を図書館で借りてきたというわけだ。

光田氏は、国文学だけでなく、植物に対する造詣も深く、

なかなか勉強になる。

また、書名でわかるように、「神の木」について書かれているので、

最近は、神様のことに熱中している私には、うってつけの内容の本である。

皆さまにも、機会があれば、読んでいただきたいと思う。

*

★光田氏は塔編集長を請はれしが固辞せしと聞く古参の人に

★光田氏に付いて退会せし人もたくさんゐたと古参会員

★光田氏の名前は何度も聞きしかど御目文字せしはこれが初めて

★歌友(うたとも)の忘れえざりし光田氏に友の代わりに逢ひたりわれは

★寝たきりの歌友言ひき光田氏にまた逢へる日を夢みてこしと

★わたくしの聞こえぬ辛さより勝るわが歌友の動けぬ辛さ

★その人と相思相愛なりし過去ありて悲しく生きねばならぬ

★物語ならば最後は結ばれるされどうつつはさうはならざり

★この人に医学の進歩はやかれと祈る私の祈りよ届け

*

上の三冊の本の書名部分をクリックしていただくと、それぞれの本の紹介が出てきます。

興味を持たれた方は参考になさってください。