私は自分が難聴であることもあって、
親戚の全部には母の亡くなった知らせをしていなかった。
今回香典を送ってきてくれた母の従妹にも知らせていなかったら、
今日(本当は昨日だが)、虎屋の羊羹とともに香典が届いた。
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この母の従妹は母方の祖母の妹の養女で、広島県で生まれてお見合いで広島県の富豪と結婚して
現在、東京在住である。
大叔母には子供が生まれなかったから、大叔父さんの親戚からもらったとも聞いた。
この養女さんは、ものすごい美人で、それでいて、性格もよいから、
広島県の自動車メーカーマツダからも求婚されたと聞いている。
が、大叔母夫妻が、そんなお金持ちと結婚させると、養女さんが幸せになれないかもと
三原市の富豪家に嫁がせたとも聞いた。
私は、子供のころ、この広島の大叔母にはかわいがってもらって、
その山のなかにある豪邸に夏休みとか長逗留させてもらったりしていた。
山の中の空気は、真夏でもひんやりして気持ちよかった。
そのとき、私の世話をしてくれたのは、おもに、この私より8歳上の養女さんであった。
大叔母は、この養女さんを大事に育てて東京の大学までいかせたが、
しかし、しつけは厳しく、子供のころから家事を手伝わせていた。
大叔母の言い分として、
もし大叔母がこの養女さんが大人になる前に亡くなることがあっても、
家事ができれば、後妻さんがきても追い出されることはないだろうという
深謀遠慮によるものだった。
この養女さんも、大叔母の言うことは、どんなことも聞く人だったので、
家事能力にも長けていたが、
結婚相手も、大叔母の気に入った人を選んだ。
私の祖父母などは、せっかく養女にもらったのに、なぜ嫁がせるかと反対したが、
大叔母はこの養女さんに養子をもらおうとしたら、
それほどいい人を選べないからという理由で嫁がせたのだった。
嫁がせるとき、大叔母は、オーバーだけでも7着も新調して持たせるほどの豪勢な支度をした。
今ならそれほど大したことではないが、
今から60年くらい前のことだったから、その当時としては大したことであった。
で、結果、大叔母は自分が年取って入院するようになっても、
月に一度くらいしか、この養女さんに帰省してもらうことができなかった。
そのころ、その養女さんの嫁ぎ先の姑さんは認知症になられていて、
養女さんは、その世話に追われていたのだった。
そのため、
晩年、広島の山の中に一人で暮らしていたこの大叔母は
動けなくなって入院するときも、タクシー(ハイヤー?)を呼んで、
その顔なじみの運転手さんに抱きかかえてもらって車に乗せてもらい、
岡山県の病院に入院したりしていたと聞いている。
だからというわけでもないが、この大叔母が入院するたびに私に母から連絡が入り、
私は大阪からこの大叔母の岡山の入院先に見舞いに行ったものだった。
子供のころにかわいがってもらったから、私としても恩返しのつもりもあった。
が、そのことをこの養女さんはすごく感謝してくれて、
大叔母が亡くなったときに律儀な養女さんはそのお礼として金一封送ってきてくれた。
今回も過分の香典が入っていたが、
私は、これは高知の実家に送らないで、私が受け取って私が香典返ししようと思う。
この養女さんと今後とも付き合うのは私しかいないのだから。
いま思い返せば、私の友人などからもらった香典も、そうすればよかったと
今頃になって気づいた。
*
★美しい人は心も美しいさう常言ひし大叔母なりき
★大叔母のもらひし養女も美しき人で心も美しき人
★大叔母に絶対服従せし人は大叔母がもらひ育てし養女
★大叔母にもつたいないと思ふほど才色兼備の人が養女で
★美しき養女を嫁に出したれば大叔母世話をしてもらへざりき
★血を分けてゐずとも親子の情は濃く親思ひなり大叔母の養女(こ)は
★大叔母は養女の子らを慈しみ養女の子らも大叔母に懐き
★大叔母の墓は移され東京の養女のそばに祀られてゐる
★血は何か考へさせる大叔母の親子孫子と思ふ関係
*
今日の配達は、きのう受け取れなかった宅急便の再配達であったが、
実は、このクロネコヤマトのドライバーの方は若い女性で、しかもきれいな人である。
そのうえ字もキレイで、不在配達票に書かれた文字も丁寧でキレイである。
とんでもない配達員の人もたまにはいるけれど、この配達の女性は配達などさせるのは
もったいないというような女性なので、追記しておく。
と書いたからと言って、
配達の業務を差別しているわけではないので、誤解しないでほしい。
最近は、若いキレイな女性が大型トラックの運転をしたりもしているから、
そういう時代なのだろうが、
私たち年配者が見ると、女性が運転手をしているのは痛々しい印象も持ってしまうから、
差別とは受け取らずに読んでほしい。
親戚の全部には母の亡くなった知らせをしていなかった。
今回香典を送ってきてくれた母の従妹にも知らせていなかったら、
今日(本当は昨日だが)、虎屋の羊羹とともに香典が届いた。
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この母の従妹は母方の祖母の妹の養女で、広島県で生まれてお見合いで広島県の富豪と結婚して
現在、東京在住である。
大叔母には子供が生まれなかったから、大叔父さんの親戚からもらったとも聞いた。
この養女さんは、ものすごい美人で、それでいて、性格もよいから、
広島県の自動車メーカーマツダからも求婚されたと聞いている。
が、大叔母夫妻が、そんなお金持ちと結婚させると、養女さんが幸せになれないかもと
三原市の富豪家に嫁がせたとも聞いた。
私は、子供のころ、この広島の大叔母にはかわいがってもらって、
その山のなかにある豪邸に夏休みとか長逗留させてもらったりしていた。
山の中の空気は、真夏でもひんやりして気持ちよかった。
そのとき、私の世話をしてくれたのは、おもに、この私より8歳上の養女さんであった。
大叔母は、この養女さんを大事に育てて東京の大学までいかせたが、
しかし、しつけは厳しく、子供のころから家事を手伝わせていた。
大叔母の言い分として、
もし大叔母がこの養女さんが大人になる前に亡くなることがあっても、
家事ができれば、後妻さんがきても追い出されることはないだろうという
深謀遠慮によるものだった。
この養女さんも、大叔母の言うことは、どんなことも聞く人だったので、
家事能力にも長けていたが、
結婚相手も、大叔母の気に入った人を選んだ。
私の祖父母などは、せっかく養女にもらったのに、なぜ嫁がせるかと反対したが、
大叔母はこの養女さんに養子をもらおうとしたら、
それほどいい人を選べないからという理由で嫁がせたのだった。
嫁がせるとき、大叔母は、オーバーだけでも7着も新調して持たせるほどの豪勢な支度をした。
今ならそれほど大したことではないが、
今から60年くらい前のことだったから、その当時としては大したことであった。
で、結果、大叔母は自分が年取って入院するようになっても、
月に一度くらいしか、この養女さんに帰省してもらうことができなかった。
そのころ、その養女さんの嫁ぎ先の姑さんは認知症になられていて、
養女さんは、その世話に追われていたのだった。
そのため、
晩年、広島の山の中に一人で暮らしていたこの大叔母は
動けなくなって入院するときも、タクシー(ハイヤー?)を呼んで、
その顔なじみの運転手さんに抱きかかえてもらって車に乗せてもらい、
岡山県の病院に入院したりしていたと聞いている。
だからというわけでもないが、この大叔母が入院するたびに私に母から連絡が入り、
私は大阪からこの大叔母の岡山の入院先に見舞いに行ったものだった。
子供のころにかわいがってもらったから、私としても恩返しのつもりもあった。
が、そのことをこの養女さんはすごく感謝してくれて、
大叔母が亡くなったときに律儀な養女さんはそのお礼として金一封送ってきてくれた。
今回も過分の香典が入っていたが、
私は、これは高知の実家に送らないで、私が受け取って私が香典返ししようと思う。
この養女さんと今後とも付き合うのは私しかいないのだから。
いま思い返せば、私の友人などからもらった香典も、そうすればよかったと
今頃になって気づいた。
*
★美しい人は心も美しいさう常言ひし大叔母なりき
★大叔母のもらひし養女も美しき人で心も美しき人
★大叔母に絶対服従せし人は大叔母がもらひ育てし養女
★大叔母にもつたいないと思ふほど才色兼備の人が養女で
★美しき養女を嫁に出したれば大叔母世話をしてもらへざりき
★血を分けてゐずとも親子の情は濃く親思ひなり大叔母の養女(こ)は
★大叔母は養女の子らを慈しみ養女の子らも大叔母に懐き
★大叔母の墓は移され東京の養女のそばに祀られてゐる
★血は何か考へさせる大叔母の親子孫子と思ふ関係
*
今日の配達は、きのう受け取れなかった宅急便の再配達であったが、
実は、このクロネコヤマトのドライバーの方は若い女性で、しかもきれいな人である。
そのうえ字もキレイで、不在配達票に書かれた文字も丁寧でキレイである。
とんでもない配達員の人もたまにはいるけれど、この配達の女性は配達などさせるのは
もったいないというような女性なので、追記しておく。
と書いたからと言って、
配達の業務を差別しているわけではないので、誤解しないでほしい。
最近は、若いキレイな女性が大型トラックの運転をしたりもしているから、
そういう時代なのだろうが、
私たち年配者が見ると、女性が運転手をしているのは痛々しい印象も持ってしまうから、
差別とは受け取らずに読んでほしい。