最後に,「誰に伝えるのか」です
池上さんは,『週刊子供ニュース』をはじめた当時,子供だけを意識して番組を考えていたのですが,あるときこの番組は大人も見ており,それも年配の人も多く見ていることを知りました.実は『週刊老人ニュース』でもあったのです
私は以前も『週刊子供ニュース』は月に一回くらい見ていました.池上さんの解説はわかりやすいだけでなく,ニュースの背景からはじまり,今の時点にどうつながったところまでうまくまとめられていてとても勉強になりました.『ニュースセンター845』や『イブニングネットワーク』のころから顔は知っており,池上さんは温和な感じなので素直な気持ちで解説が聞けるところもいいと思いました.
当時から,わたしは大人ではありましたが『週刊子供ニュース』を大人のニュースとしても認めていました.『クローズアップ現代』というニュース解説のNHK番組もありますが,少ない知識でもわかるところが『週刊子供ニュース』のお勧めです.
しかし,幅広い年齢層が視聴者となると様々な苦労が出てきたそうです.子供が対象という前提であっても,年配の方がわかるように説明も付け加えるようにしたそうです.たとえば「アニメのキャラクターが...」という場合,子供には伝わりますが大人や年配の方を意識すると「アニメのキャラクター,つまり主人公が...」という風に言い換えるそうです.
いろいろな模型や仕掛けもあり目で見てもわかりやすくしています.このあたりの苦労は今回のテキストである「池上彰の情報力」(ダイアモンド社 刊)を読んでもらったほうがいいと思います.
6回にわたって書いてきましたが,それでは「情報力とは何か」をまとめたいと思います.
はじめは情報力とは,情報収集のことだけかと思っていたのですがそうではありません.情報の収集,分析,伝達(報道)とかなりの範囲をさしています.
どれも大事ではありますが,特にテキストを読破して感じたのは,伝達(報道)が難しいということです.その人の立場や解釈で(イラク戦争の報道のように)かなりニュアンスが変わります.「受け手の人にどう正確に伝えるのか?」,そして「複数の受け手がどういう背景を知っているのか?」かなり奥の深い話でありました.
ブログも同じです.様々な人の目に触れるのですから,一面的な発言は気をつけなければならないのです.文字の怖いところは顔が見えないところです.笑っているのか,泣いているのか,ふざけているのか,読み手には伝え難いのです.テキストは図書館で借りられたので,興味のある方は図書館へ足を運んでみてください.
池上さんは,『週刊子供ニュース』をはじめた当時,子供だけを意識して番組を考えていたのですが,あるときこの番組は大人も見ており,それも年配の人も多く見ていることを知りました.実は『週刊老人ニュース』でもあったのです
私は以前も『週刊子供ニュース』は月に一回くらい見ていました.池上さんの解説はわかりやすいだけでなく,ニュースの背景からはじまり,今の時点にどうつながったところまでうまくまとめられていてとても勉強になりました.『ニュースセンター845』や『イブニングネットワーク』のころから顔は知っており,池上さんは温和な感じなので素直な気持ちで解説が聞けるところもいいと思いました.
当時から,わたしは大人ではありましたが『週刊子供ニュース』を大人のニュースとしても認めていました.『クローズアップ現代』というニュース解説のNHK番組もありますが,少ない知識でもわかるところが『週刊子供ニュース』のお勧めです.
しかし,幅広い年齢層が視聴者となると様々な苦労が出てきたそうです.子供が対象という前提であっても,年配の方がわかるように説明も付け加えるようにしたそうです.たとえば「アニメのキャラクターが...」という場合,子供には伝わりますが大人や年配の方を意識すると「アニメのキャラクター,つまり主人公が...」という風に言い換えるそうです.
いろいろな模型や仕掛けもあり目で見てもわかりやすくしています.このあたりの苦労は今回のテキストである「池上彰の情報力」(ダイアモンド社 刊)を読んでもらったほうがいいと思います.
6回にわたって書いてきましたが,それでは「情報力とは何か」をまとめたいと思います.
はじめは情報力とは,情報収集のことだけかと思っていたのですがそうではありません.情報の収集,分析,伝達(報道)とかなりの範囲をさしています.
どれも大事ではありますが,特にテキストを読破して感じたのは,伝達(報道)が難しいということです.その人の立場や解釈で(イラク戦争の報道のように)かなりニュアンスが変わります.「受け手の人にどう正確に伝えるのか?」,そして「複数の受け手がどういう背景を知っているのか?」かなり奥の深い話でありました.
ブログも同じです.様々な人の目に触れるのですから,一面的な発言は気をつけなければならないのです.文字の怖いところは顔が見えないところです.笑っているのか,泣いているのか,ふざけているのか,読み手には伝え難いのです.テキストは図書館で借りられたので,興味のある方は図書館へ足を運んでみてください.
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