★スパイラルスペース ひなたぼっこ★ ・ ・~あったかい学びの部屋~

 私、かんちゃんが日常生活に隠れている大切な宝物を探します。幸せになれる考え方、過ごし方を一緒に見つけましょ。

マザー・テレサも怒ることはあった!?

2009-11-02 20:18:58 | かんちゃんの今日
 マザー・テレサはインドのカルカッタで「死を待つ人の家 」という
今で言うホスピスのような家 を開いていました。他数名の修道女たちがハンセン病などの患者さんのお世話をしていました。
 そこに、外国から自己満足のために興味本位でやってきた何人かの学生たちが
マザーにこう言ったそうです。「ここでボランティアをさせて欲しい。」と。
そのときです。マザーが烈火のごとく怒ったのは 

 学生たちを患者さんが寝ているベッドの傍らに連れて行きました。
ハンセン病で顔や皮膚が崩れ落ちている患者さんばかりが大勢瀕死状態で寝ている部屋に。
そして「彼らに頬ずりをしてキスをしなさい。」
学生たちは汚いものを見るように顔をしかめて後ずさりしたそうです 
それを見たマザーが「それができないなら、今すぐここから出て行きなさい 
と激しく怒ったそうです。
そばに居た人は震え上がるほど怖かったらしい
次の瞬間、マザーは優しく患者さんを抱きしめたそうです 


 あのマザー・テレサでも怒ることはあるんです 
ただし、自分が何かされたとかあんなこと言われたとかそんなこととはレベルがまったく違います。
逆にそういう人、自己満足のために人を利用したり、自分本位で人を傷つけたりする人に怒ったのでしょう 



「人間らしさ」って???

2009-11-02 18:34:02 | 勘違いしてましたシリーズ!
「人間らしさ」って何だと思いますか?
私は「感情が激しいのが人間らしい」って思っていました 
というか思わされていた…、
大人にそういう価値観を刷り込まれていたんだと思います。

昔…何歳の頃だったか…高校生だったか大学生だったか覚えていませんが、
親にこんなことを言ったことがありました。
「私は、何があっても動じない、デンと構えて揺るがない、いつもにこっと笑って、そこにいるだけで周りが癒される、そんな人になりたい。」って 
返ってきた親の言葉は
「そんなの無理や。仙人じゃあるまいし、人間らしくないわ。」でした。
  ガ
一撃でした 

親の言う通りだと思ったわけではありませんが、
そんな風にして
感情をあらわにするのが人間らしい姿だと刷り込まれてきたような気がします 

でも、数年前にあの時の自分が描いていた「こんな人になりたい」理想の人間像を思い出しました。そして間違いではないんじゃないかという思いが強くなってきました。

感情的なのが人間なのではなく、
感情をコントロールできるのが人間なんだ、って

感情をなくしたり、押し殺すのとは違います。
怒るときは怒ればいい 
泣くときは泣けばいい 
笑うときは大声で笑えばいい 
ただ、その感情をいつまでも引きづらないこと 

夫婦喧嘩をした翌日、昨日のムカムカを腹に持ったまま過ごすのか、
「こいつバカか?」と思われてもいいから、すっきりさっぱり昨日の感情は手放してしまうことができるのか。
気持ちひとつで感情を手放せるのが人間の能力なんだと思います