おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
黄帝内経素問 脈要精微論篇 第十七
第九節
(原文)
是故聲合五音、色合五行、脈合陰陽。
是知。陰盛則夢渉大水恐懼。
陽盛則夢大火燔灼。
陰陽倶盛則夢相殺毀傷。
上盛則夢飛、下盛則夢墮。
甚飽則夢予。
甚飢則夢取。
肝氣盛則夢怒。
肺氣盛則夢哭。
短蟲多則夢聚衆。
長蟲多則夢相撃毀傷。
訳
春夏秋冬の陰陽の移り変わりと人の脈の変化は定められており、人の声や顔色も同様でありこの関係をよく知らねばなりません。
要するに声を五音に配当し、色を五行に配当し、脈を診するに陰陽に合するのです。
陰邪が盛んになると、大水を渉り、恐れ驚いて何をしてよいかわからぬような夢をみます。
陽邪が盛んになると大火になり燃え盛る夢をみます。
陰邪と陽邪が共に盛んになると、陰陽がおたがいにしのぎをけずり合って、その力を減殺しあうようになります。
人体上部の邪気が盛んになると、飛ぶ夢をみます。下部の邪が盛んになると下に堕ちる夢をみます。
腹いっぱい食べると、食べ物を与えるような夢をみます。
食物が足りなくて、腹が減っているときには物を取るような夢をみます。
肝気が盛んになると怒る夢をみます。肺気が盛んになると大声をあげてなく夢をみます。
胃腸に短虫が生ずると、多くのものがウヨウヨとむらがり集るような夢をみまして、長虫が生ずると、お互い攻撃し、きずつけ合うような夢をみるのでございます。
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