おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
黄帝内経素問 蔵気法時論篇 第二十二
第二節
岐伯曰、肝主春。足厥陰少陽主治。其日甲乙。肝苦急。急食甘以緩之。心主夏。手少陰太陽主治。其日丙丁。心苦緩。急食酸以收之。脾主長夏。足太陰陽明主治。其日戊己。脾苦濕。急食苦以燥之。肺主秋。手太陰陽明主治。其日庚辛。肺苦氣上逆。急食苦以泄之。腎主冬。足少陰太陽主治。其日壬癸。腎苦燥。急食辛以潤之。開腠理、致津液、通氣也。
語句の意味
肝主春=肝は五季・春夏長夏秋冬・では春に該当される。
足厥陰=足厥陰肝経・足の厥陰経脈・肝経の脈のこと。
十二経脈の一つ。
もとは肝の足の厥陰の脈(肝足厥陰脈)という。
循行経路は、体内にあっては、肝に属し、胆を絡い、生殖器・胃・横隔膜・咽喉・眼球に連なる。体表にあっては、足の第一趾より下肢内側(前面より中央に変わる)、外陰部、腹部を経て、側胸部に止まる。
<霊枢経脈篇>「肝の足の厥陰の脈は、大指の叢毛(太敦部位)の際に起り、上りて足跗上廉を循り、内踝を去ること一寸、踝八寸に上り、太陰の後に交り出て、膕の内廉に上り、股陰を循り毛中に入る。陰器を過(よぎ)り小腹に抵(いた)り、胃を挟み肝に属し、胆を絡い、上りて膈を貫き脇肋に布し、喉嚨の後を循り、上りて頏顙に入り、目系に連なり、上りて額に出て、督脈と巓に合す。その支なるものは、目系より頬裏に下り、唇内を環る。その支なるものは、復た肝より別れて膈を貫き、上りて肺に注ぐ。」
少陽=
①陽気の少ないこと。
少陽の陽気は、太陽、陽明の陽気の多いのに及ばないので、また嫩陽(どんよう)ともいい、やっと明るくなった天の太陽のようであり、東方に発する昇起の一般である。
陽気中の初生陽気であり、少壮活発の気象である。
②経脈の名称の一つで、足の少陽胆経と手の少陽三焦経のこと。
<素問陰陽離合論>「厥陰の表、名づけて少陽という。少陽は枢と為す。」
<霊枢根結篇>「少陽は竅陰に根し、窻籠(そうろう)に結す。窻聾は耳中なり。」
<霊枢九鍼論>「少陽は多気小血、少陽を刺すは気を出し、血を悪む。」
足の少陽胆経=足少陽経脈・あしのしょうようのけいみゃく・胆経の脈のこと。
十二経脈の一つ。
もとは胆の足の少陽の脈(胆足少陽脈)という。
循行経路は、体内にあっては、胆に属し、肝を絡う。
体表にあっては、眼部より側頭部、耳部、頬部、後頭部、肩部、側胸部、下肢外側経て、足の第四趾端に止まる。
<霊枢経脈篇>「胆の足の少陽の脈は、目の鋭眥に起り、上りて頭角に抵(あた)り、耳後を下り、頸を循り、手の少陽の前に行き、肩上に至り、却って手の少陽の後に交出し欠盆に入る。
その支なるものは、耳後より耳中に入り、出でて耳前に走り、目の鋭眥の後に至る。
その支なるものは、鋭眥に別れて大迎に下り、手の少陽に合して に抵る。
下りて頬車に加え、頸に下り、欠盆に合し以って胸中に下り、膈を貫き、肝を絡い、胆に属す。
脇裏を循りて、気街に出て、毛際を繞(めぐ)り、横に髀厭の中に入る。
その直なるものは、欠盆より腋に入る。
胸を循り、季脇を過ぎ、下って髀厭の中に合す。
以って下りて髀陽を循り、膝の外廉に出て、外輔骨の前に下る。
直ちに下りて絶骨の端に抵り、下りて外踝の前に出る。
足跗の上を循り、小指と次指との間に入る。
その支なるものは、跗上に別れて、大指の間に入り、大指岐骨の内を循りて、その端に出て、還って爪甲を貫き、三毛に出づ。」
其日甲乙=その甲乙の日・甲(木のえ)乙(木のと)。五季・春夏長夏秋冬の春の日。(春は木)
肝苦急、急食甘以緩之=〔かんきゅうをくるしめば、いそぎかんをしょくし、もってこれをかんす〕肝の性は速急であり、もしそれが急に過ぎて脾を剋す心配がある場合は、補脾の薬物である甘を食して、肝が脾を剋するのを未然に防がなければならないということ。
漢方用語大辞典
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