おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
薬学博士渡辺武著『漢方が救う人体危機』
現代医療の誤りを正す
第3章 漢方薬は何に効くか
味覚による食事療法
p196酢酸は劇薬にもなる化学物質、人間に必要なのは天然の自然酢
運動選手は試合の合間(あいま)によくレモンをほおばるように食べています。
疲れたときに酸っぱいものを食べるのは、肝臓の機能を高めて疲れを回復させてくれるからです。
肝臓を守るには、酸っぱいものを食べる必要があるのです。
人間の体は弱アルカリ性に保たれています。
たとえば肉というのは酸性の食物で、肉を食べるときは野菜も摂りなさい――というのは結局、アルカリで中和する、ということです。
日本人のように炭水化物ばかりに偏向(へんこう)していると、これにアルカリ性のナトリウムを入れて動かさないかぎり、植物人間のようにじっとして動けなくなってしまいます。
思考が停止するだけでなく、人間の機能が停滞して、体のあちこちが痛んできます。
人間にとって、酸っぱいものと食塩(ナトリウム)はたいへんだいじな役割を果たしています。
人間がエネルギーを起こす作用を刺激しているもの、それなのです。
これに香辛料が入ってくれば、活力はもっと促進されるわけです。
ところが、酸っぱいものといえば、一般に酢酸(さくさん)の酢でよいだろうという人がいますが、酢酸は化学的につくられた酢で、本物の自然酢ではありません。
酢酸を食べて、胃や腸がアルカリ性になったと思ったら、たいへんな間違いです。
酢酸は劇薬にもなる科学物質で、人間に必要なのは酢酸ではありません。
しかし、日本では〝自然酢〟として売ることが許可されているのです。
騙(だま)されてはいけません。
酢酸は劇薬にもなる化学物質ですから、多量に飲んだら胃が焼けただれてしまいます。
では、アメリカではどうでしょうか。
アメリカ人は合理主義者です。
リンゴ酢という自然の酢に蜂蜜という健康食を摂っています。
アメリカはリンゴが豊富だからですが、考えてみれば日本だって酢酸を摂らなくても果実は豊富にあるはずです。
梅など酸っぱい果実を食べればいいのです。
よく昔の人は、朝に梅干一個を食べていると健康が保てるといいますが、梅干は自然酢を摂っているのと同じ理屈なのです。
日本料理は酒の肴(さかな)に酢の物がつきものです。
昔は酸っぱいものには香り高いユズとかダイダイとかカボス(香酢)、スダチがありました。
九州にはフグ料理があります。
このフグ料理にはダイダイやカボスの酸っぱい味がつきますが、このダイダイの酸味は、肝臓を助け、毒を消す作用をしているのです。
魚を酢で殺すというのは、生魚を肝臓に負担をかけないで食べる生活の知恵です。
生魚を酢で殺した料理を〝膾(なます)〟といっています。この膾は中国から伝わってきた料理法で、古い諺に「羹(あつもの)に懲(こ)りて膾を吹く」というのがありますが、前漢時代から膾はあったといわれます。
その当時から、蛋白質の生魚や肉を自然酢で殺して、肝臓の解毒作用を助け、蛋白質をヘドロにならぬようにしてきたのです。
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