昌栄薬品の宮原 規美雄です
クラシエ薬品漢方療法推進会資料より
うつ病-2
方剤解説
1.逍遙散(和剤局方という書物に記載されています)
【組成】
逍遙散
当帰、芍薬、柴胡、白朮、茯苓、甘草、生姜、薄荷葉という生薬で構成されています。
日中医薬研究会のレーダーグラフから
気剤といって気に働く生薬の比率は25%
血剤といって血に働く生薬の比率や25%
水剤といって水に働く生薬の比率は37.5%
脾胃剤といって脾胃に働く生薬の比率は12.5%
になります。
寒熱つまり冷やす作用のある生薬、温める作用のある生薬の比率
寒剤といって冷やす作用のある生薬は16.7%
温剤といって温める作用のある生薬は58.3%
100%にならないのは、平という温めもしなければ冷やしもしないという生薬があるということです。
【効能】
体力中等度以下で 肩がこり、疲れやすく精神不安などの精神神経症状、ときに便秘の傾向のあるものの次の諸症:冷え性、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症、不眠症、神経症
注)「血の道症」とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状を指します。
【薬能】
ストレスによる体内の乱れを調整し、場合により脾胃の働きを調整します。
【症状】
胸脇部の膨満感と疼痛・よくため息をつく(ストレスで落ち込む)・怒りっぽい・食事量が減少する・腹脹(腹中が張り、痛みはない症状)・泥状便、あるいは大便不調・腹痛・下痢・便秘・舌の苔は白い。
女性特有の症状では排卵日頃乳房や乳首が張り時により痛む、月経痛、月経不順、無月経のこともある。
【このような人に】
○情緒的に落ち込みがちで自分の疾患を悲観してよく泣く方に
○情緒が不安定で、喜んだり悲しんで泣いたり変化が激しい方に
○PMS(月経前症候群)で精神不安を覚える方に
医師からツムラの加味逍遙散を処方されたお客様、クラシエ薬品逍遙散が良いと言っておりました。
加味逍遙散には牡丹皮が含まれていて、杉原桂枝茯苓丸を合わせて服用しています。
加味逍遙散には山梔子というクチナシの実が入っており、この生薬が体を冷やす作用があるため合わないようです。
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本体価格
250g 8,000円
500g 15,000円
分包品1包1g入り60包3,500 円
1包60円