おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
腎は耳を主る。(黄帝内経素問・陰陽応象大論)
北方生寒。寒生水、水生鹹、鹹生腎、腎生骨髄、髄生肝。腎主耳。其在天為寒、在地為水、在体為骨、在蔵為腎、在色爲黒、在音爲羽、在声爲呻、在變動爲慄、在竅爲耳。在味爲鹹、在志爲恐。恐傷腎、思勝恐。寒傷血(1)。燥(2)勝寒。鹹傷血(3)。甘勝鹹。
北方は寒を生ず。寒は水を生じ、水は鹹(かん・しょっぱい)を生じ、鹹は腎を生じ、腎は骨髓を生じ、髓は肝を生ず。腎は耳を主る。其天に在りては寒と爲し、地に在りては水と爲し、體に在りては骨と爲し、藏に在りては腎と爲し、色に在りては黒と爲し、音に在りては羽と爲し、聲に在りては呻と爲り、變動に在りては慄と爲り、竅に在りては耳と爲り、味に在りては鹹と爲り、志に在りては恐と爲す。恐は腎を傷り、思は恐に勝つ。寒は血を傷る。燥は寒に勝つ。鹹は血を傷る。甘は鹹に勝つ。
鍼灸医学大系
(1)血は骨の誤りで 血では人体との関連上ちょっとおかしい。<太素經>に於いては「寒は骨を傷る」とあり、その方が正しい。
(2)燥は湿の誤りで「湿(土)は寒(水)に勝つ」と改むべきであろう。
(3)血は骨の誤りで「鹹は骨を傷る」と改むべきであろう。
北方は寒水を主る。寒は無形であり、水は有形である。従って寒は水を生ずとは、無形より有形を生ずることになるが、これは有形は無形より生ずという老子の思想によるものであろう。
水は鹹を生じ鹹は腎を育生する。腎の精気は骨髓を養生し、髓(水)は肝(木)を生ずる。腎は耳を主る。
天の五気の中に於ては、北方は寒気を調整し、地の五行に於ては、水を主宰する。人体に於ては骨と為し、五藏に在っては腎と為し、五色に在っては黒と為し、五音に在っては羽と為し、声に在っては呻と為し、変動に在っては戦慄と為る。
腎は竅を耳に開き、五味に於ては鹹と為し、志に在っては恐と為すものである。
甚だしい恐は腎を傷るが、思は恐に勝つことができる。(土尅水)
寒が甚だしいと骨を傷るが、湿は寒に勝つことができる。(土尅水)
鹹の用い方が過多になると骨を傷るが、甘は鹹に勝つことができる。これ甘は脾土の味であり、鹹は腎水の味であるから、五行の法則により明らかである。
腎・膀胱・耳・骨髄は同グループで、鹹(かん・しょっぱい)味によりこの藏腑に作用し働きを強めています。
山本譲二さんの耳の異変も腎に関係し、耳鳴から始まり難聴になったようにおもいます、あれだけビールを飲んでいます、塩分を取っているのでしょうか、水は鹹を生じ鹹(かん・しょっぱい)は腎を育生するというように自然塩の不足(良い塩梅に用います)もこういった状態になりやすくなります。ですから村上譲顕著「日本人には塩が足りない!」一冊1,300円なのです。
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