神奈川県相模原市のボーカル教室 カヌマミュージックスクールです。
生徒のOさん(男性・年配)は女性歌手の歌しか歌いません。
もちろんプロだって男性歌手が女歌を、女性歌手が男歌を歌います。
でも自分のキー(高さ)で。女歌を歌うからと女性の声を出すわけではありません。
ところがOさんは女性歌手の歌をそのままのキーで歌うのです。
カヌマに入った当初「高さ変えなくて大丈夫?」「そのままでいいんです、そのままで」
前にお話ししましたが男性と女性では高さで言うと大体2音分の違いがあります。キーコンで4つぐらい.
Oさんはおかまいなしにそのまま歌うものだからまるで濃淡のない絵を見せられているみたい。
よくみるときれいに描けているのにちょっと離れてみると何を描いているのか、さっぱりわかりません。
歌で言うと平、平べったい。メリハリのない一本調子。インパクトがないのです。
(本人は一生懸命かも)
自分に合ったキーにするか、
歌い方を工夫してメリハリのある歌い方をするか、
もしカヌマが女性キーで歌う時はクレシェンド(だんだん強く)を多用して濃さをつけます。そしてロングトーン(長い音)では母音の強い響きを使ってこれまた濃さをつけます。
あとはしっかりテンポに乗ってアクセントを効かせます。
(余談ですがカヌマは鉛筆で言うと2B(発声練習で)を持っています。2Bを上手に使い、時にはやわらかく、時にはしっかりと濃淡のある絵に仕上げます。Hしかなければ濃くしようと力めば芯は折れるか、紙が破れるか)
これでメリハリ完了。
ただ高い声が出ないからと安易にキーを下げすぎるとメロディ全部が低くなるわけですから平らな歌になりがちです。インパクトのない濃淡のない絵になってしまいますよ。
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