歌がうまくなりたい

「誰にでもわかる」「実感できる」カヌマミュージックスクールのレッスン風景

【 演歌で高音は裏声で歌ってはいけないのでしょうか?】

2020年06月23日 18時15分15秒 | 質問に対するアドバイス(以前)

神奈川県相模原市のボーカル教室 カヌマミュージックスクールです。

 

ご質問をいただきました。

 

こんにちはm(__)m 歌う事で悩んでいます・・・(-_-;)

カラオケ教室に通っているものです。私は、自声が低く、

高音は裏声で歌っています。裏声の方が、伸びも良く、

綺麗な声が出ますしいつも裏声で歌っているので、苦になりません。

裏声の方が、断然歌いやすいのです。しかし、先生に裏声で歌ったら

駄目と言われました(-_-;)

演歌で、高音は裏声で歌ってはいけないのでしょうか?

どうか、教えていただければ嬉しいのですが・・・(*^_^*)

 

<カヌマ>

裏声、いいじゃないですか。

 

ただし、か細い裏声だとサビ等、盛り上がるべき所が盛り上がらず

曲の構成としてのメリハリがつきませんよね。

 

それは高音だからと一度声を引いて裏声になると、

その後のメロディが低いほうに向かっても

ずっとそのまま声が前に出ず、頼りない声、歌になってしまいます

 

裏声はいいですが、しっかりした裏声!!

地声と裏声のミックスを心がけてください。

 

それは発声練習でしか身につきません。

歌いながらでは無理

発声で身につけ歌に活かすということです。

 

またいつでもご質問くださいね。

 

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【“間”って大切なんですね】

2020年06月23日 07時09分52秒 | ワンポイントpart2

神奈川県相模原市のボーカル教室 カヌマミュージックスクールです。

 

Tさんは ひばりさんの「みだれ髪」を練習中。

 

音程もいいし、歌もズレないし、声もいいし、

声量もあります。ただ力を入れての声量ですが・・・。

 

この歌は音域が広く、高音のロングトーンからスタートするフレーズが

サビにあり、又、曲の速さがものすごくゆっくりなのでなかなか

歌いこなすのが難しい歌です。

 

途中の「塩屋の岬」のフレーズでTさんは苦しそう。

本人もわかっていて

「先生、ここ苦しいんですけど途中で息を入れてもいいですか?」

 

カヌマ

「塩屋の岬 は7語ですよね。塩屋と岬のあいだに“間(ま)が

 ありますからそこでブレスを入れるしかないですね。

 でもそこでブレスをしてもその苦しさは変わらないと思いますよ」

 

案の定、歌いにくくなっただけ。

 

Tさん

「ではどうすればいいのですか?」

 

カヌマ

「こうしてください。

 塩屋と岬のあいだに“間”がありますよね。

 “間”の後の 岬 をチャンと言ってください。

 強くとか弱くでなく チャンと言ってください

 

するとTさんは 塩谷の、 と 岬 をチャンと言いました

 

カヌマ

「どうですか?岬がチャンと言えたでしょう。

 苦しかったですか?苦しくなかったでしょう。

 ブレスが途中で必要でしたか?いらないでしょう」

 

「じゃあ次に岬がどこまで伸びるか(伸ばすのではなく)

 やってみましょう」

 

Tさん

「塩屋の、岬ーーーー」

「苦しくありません」

 

カヌマ

「そうですよね。塩屋の“し”が高音のロングトーンなので

 力を入れて伸ばそうとしたため 岬 が言いにくくなったというわけです。

 岬をチャンという積りで 塩屋の岬 を歌えば何でもありませんよ。

 岬をチャンと言おうとすれば 塩屋の は力めなくなるでしょう

 

「要は力み、そしてフレーズの“間”を活かさないと

 苦しいところは苦しいままで終わってしまいますよ」

 

Tさん

「よくわかりました。“間”ってすごく大切なんですね」

 

 

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