うさぎとかえるの里

鳥獣戯画をこよなく愛する自分の日本文化や日常に関する想いをつづります。

太平記

2009-08-25 00:39:45 | 読書
かなり昔の本ですが、北方謙三さんの「破軍の星」読んでます。

久々に時代小説を読んだのでハマルハマル(^^;)

北方さんのは読みやすいし、歴史の中にもハードボイルドな感じがあるのが
すばらしい。

結構、会話が多いというか、相手の心情を汲み合っているというか、
時代小説は無骨な感じで出来事だけが流れていく~みたいなのも多いけど、
北方さんのは違う!と思ったのはやっぱり「三国志」を読んだ時です。

あれだけ登場人物が多いのに、それぞれが書き込まれているところがツボ。
水滸伝は読んでいないけれど、読んだら間違いなくハマるでしょう…。
だから怖くてまだ手が出せません…(--;)

さて、この「破軍の星」は北畠顕家のお話。

まず思い出すのは太平記!

そう、私の歴史好きの原点はもしやアレだったのかも…と思わずにいられない
中学生の時にハマりにハマったNHK大河ドラマの「太平記」!!

あまりにハマったため、キャスティングもほぼ覚えています(笑)
…なので、この「破軍…」は太平記キャスティングで頭の中で展開しまくり
でした。

顕家は太平記だと、後藤久美子さんだった。
若くして散ってしまう公家の貴公子にはぴったりでした。
でも、太平記はあくまでも尊氏メインだから、顕家は弓に射られるシーンくらいしか覚えていないです…。

ちなみに太平記キャスティング…
(→)は今でも覚えている当時の私の印象…

◆足利尊氏…真田広之…
→あまりのかっこよさに生まれて初めて「ステラ」を買った(笑)

◆足利直義…高嶋政伸

◆高師直…榎本明

◆楠木正成…武田鉄矢
→素朴な感じがぴったりだと思った。農作業している場面があった気が…?

◆新田義貞…根津甚八

◆佐々木道誉…陣内孝則
→私がバサラを感じた初めてのヒト。カブいていた★

◆北条高時…片岡鶴太郎
→メイクが公家(^^;)最後のシーンは泣けた。
 そのあとで鎌倉に行った時は感慨深かった。

◆後醍醐天皇…片岡孝夫
→教科書の後醍醐帝肖像画とおんなじヒゲだった。

大河ドラマを真剣に見た初めての作品だったので、なんか忘れられないです。
ちなみに次に真剣に見たのは「キングオブジパング」!!
緒形直人さんが信長で、宣教師が語り手だったヤツです。
いろんな意味で新しくて、笑いながら観ていました。

…といろんな記憶を呼び覚ましてくれた北方さんの「破軍の星」。
騎馬戦の場面は、スケールが大きくてまるで三国志でした(^^)
コメント
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