うさぎとかえるの里

鳥獣戯画をこよなく愛する自分の日本文化や日常に関する想いをつづります。

上野の森

2009-09-30 00:19:04 | つれづれ
チケットを買ってあった上野の森美術館の「聖地チベット」をやっと見に行けました(^^)

うーん、入口のこの旗↓とか、いかにもそれっぽくてグーです♪



日本の木仏とは違ったきらびやかさ!!
質感が全く違います。
金ピカ♪キラキラ♪
展示室はエルドラドです(^^)←なんだそりゃ。
こういう所に来ると、とにかく大興奮なのでいつも自分を見失います。
あしからず。

いやいや、でも日本に初めて仏像が伝わった時もその煌びやかさに
当時の権力者がとりこになったというので、まさに大陸文化直球が
チベット仏教なんでしょう…
日本は異文化をうまく自分の文化に融合して独自のものを作り出すのが得意なので、飛鳥や天平頃の彩色の仏像などから次第に彩色なしのいわゆる日本風仏像が作られるようになっていったのではないかと思います。
あくまでも自分解釈ですが。

でも法隆寺とか奈良の古い仏像は、やっぱりお顔もガンダーラ系というか、
異国めいてます。ネパール人に見慣れている私は、何か似ていると思うもん。

…脱線しきり。

話はチベットに戻りますが、中国とネパールから仏教が入ってきたようで、
それぞれの特色があるように思いました。

ネパールの写真で見た、仏教寺院みたいだったり、(あの旗がいっぱいあったり、
顔みたいな塔があったりするヤツね)

ヒンドゥー教とも融合している模様。
どうみてもカーリーみたいな格好していたり、抱き合っている形の仏像とか、
ヒンドゥーでは絵でよく見かけるよね。
(ネパール人と親交を深めようと、エソテリカシリーズのヒンドゥー教を
1年前に読んだ私…)

あとインド系の神様とか、ま、それは密教だからおかしくはないんだけど、
いろいろ融合されていて、大変面白く拝見させていただきました。

千手千眼観音菩薩は日本のより俄然リアルですよね、
手が…手が…手が~。

前半に展示されていたミンドゥリン寺の坐像群は、どれもリアルで
印を結ぶ指も繊細で、美しかったです。
でも、よく見ると眼がとってもリアルで怖いんですよぅ。
日本で言ったら玉眼みたいな感じなのかな、
八方睨みみたいに感じた…。(((。Д。)))コワーイ

いやいや、でも総じて本当に美しかったです。

まずどれもお顔が妖艶でしょう~。
眼鼻立ちくっきりだしね。

そして金色とトルコ石のブルーのコントラストが本当にキレイ!!

元は同じ仏教でも、所変わればここまで違うのですね。
刺激的な展示でした(^^)


コメント
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