か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

修理は発見と思考が連続する。こよなく楽しい。

2016年05月24日 | 日用家庭用品修理

 

靴修理(内縁の娘用)をした。物事は何でもやってみると難しい。傍から観ると、特にバカが見ると簡単に見える。

(一番左が新しい靴底 100キン 真ん中が古い靴底 右が削った靴底、新しい靴底にあわせて切っているところがポイント)

① 古く磨り減った靴底のゴムをはがす。15センチぐらいのカッターで靴底の劣化したゴムを水平に削り取る。

このときの困難は、古いゴムがなかなかカッターで水平に切れないことだ。しかもピンや石や釘が刺さっている。カッターの刃は一発でだめになり切れなくなる。カッターが思わぬ方向に動かないかも心配だ。(怪我)

(新しい靴底をあわせたところ)

② この水平をとるというのはかなり困難な技術だ。たとえ平面に削れてもその面自体が体の線=足の裏に平行であるか。

ここまでのこまやかさが無いと、履いた者は違和感を訴える。

③ 両面を削り合成ゴム形で着ける。

もっといいのがあるだろうが100キンをたっぷりつければ問題ない。軍手をしながら圧着し、はみ出た接着剤はその軍手ですばやく拭くと仕上がりがきれいだ。ぱみゅぱみゅの出来あがりだ。

④ 待てば接合出来上がり。

(左はまだ作業途中)

問題点  本来靴についていたゴムが発泡ゴムだったのでいちじるしく耐久性に劣る。石や釘がガンガン刺さる。磨り減る。クッションがいいとか言い訳するだろうが、これでは新しい靴を買いにいく途中で靴は磨り減る。かえすがえすも残念なのは日本製であったこと。

日本製が、価格やコストで中国と競争したら負ける。ほかに、競争の基準はいくらでもある。

 

カリフォルニアオレンジが自由化したら日本の農業が壊滅だ、といって反対ばかりしていた奴は、いま廃業している。

考えに考え、血を吐く努力をして活路を見出した者は、むしろアメリカに輸出している。costじゃないぞ。糖度だ。

その名もmikanだ。

 

 

 

 

 


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