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か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

楓橋(ふうきょう)夜泊(やはく)・・・張継、寒山寺 

2013年02月04日 | あそび

ここの鐘をつきに行ったことがある。上海から2時間ぐらいのところに蘇州はある。除夜の鐘だ。時差の関係で夜11時ごろにつかねばならない。寒くなると思いだす。

今は有名になって爺婆どもが冥土の土産に大挙押し掛けるが、僕が行ったころは日本人旅行者はほとんどいなく日本人の下品さを恥じることもない、落ち着いた旅を続けた。

上海も10日ぐらいいてそれなりに堪能したが、今日は蘇州の話。

テレビの人が、合図したらカネを突いてくださいと言ったので、僕はちょっといたずら心を出してしまった。少し早くカネをついた。NHKのゆく年くる年の雰囲気を壊してしまったが、とっても楽しかった。

人民解放軍がぎっしり並んでガードしていた。僕らを中国人から守っていたのだ。そこで僕は解放軍の隙間をついて川の向こうの飲み屋に紛れ込んだ。

そこの中国人たちはとても仲良くしてくれ酒までおごってくれた。とても強い酒で足にきた。解放軍の将校がずかずかと飲み屋に入りこんで僕を連れだした。どこに連行されるかと思ったらホテルに連れて行ってくれた。その時はもう午前二時半を回っていたのに、年越し蕎麦が用意されている。

僕はそこでありえないものに遭遇する。大会堂にはウェイトレスが100人はいたがみんなトリンドルちゃんクラスだ。しかも純情でかたを組んで写真を取ると顔を真っ赤にする。日本では小学生でもそんなことはない。中学生ならガンつけられ高校生ならカネを取られる。

おそらく周囲の農村からいいタマを選びだしたのだ。

翌日の投資会議で、もう僕は内容なんてどうでもよく、本気で一人連れて帰り日本でデビューさせようかとそのことばかり考えていた。

楓橋夜泊

月落烏啼霜滿天
江楓漁火對愁眠
姑蘇城外寒山寺
夜半鐘聲到客船

面白いことが起きる。僕が楓橋夜泊を韓国語で読むと、さすが中国。ウイグルや満州族やなんかわけわからん民族が出てきて「俺が通訳してやろう」と乗りだしてきた。結局朝鮮族はいなかったようで、僕の発音をテープにとって後で検討することになった。ま、それほどのこともないのに。

そんな熱意があるなら昨日のお姉ちゃんに会わせろ、と思ったが彼女らは夢であったかのようにいなくなった。かわいい顔に荒れた指が痛ましかった。

Posted at 2012/12/13
 
 
 
 
 

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