この国では、250人/年の子供が自殺した。イスラエルの首相が来日したとき、時の首相はいじめ問題にふれ、子供がいじめられて自殺しました、と言った。それを聞いたイスラエルの首相はまさに絶句した。
なぜこの国はそんな大変なことが起こったのに何事もなかったように、あたかも雑談のように子供の自殺を話しのネタにするんだ。
さらに続けて、
イスラエルなら国家活動を一時中止してでも原因究明と再発防止と加害者の処罰を全力で行うぞ、と怒った。
クルマで追い越されたと言ってはノミで刺し、注意されたと言っては追いかけて後続車に轢かせる。そしてすぐ保釈になる。
電通は心温まるCMを作る会社だが、社内のいじめ殺人には無頓着どころか加害者をかばった。しかも司法は罰金50万円でお茶を濁した。
なんという国だろう。池上彰は昔はもっとひどかったと言ってごまかすが、比較の話ではない。少し頭が弱いようだ。
まともなものを見て食って楽しまないと精神が腐れる。でたらめ人間の部類に入ったらと思い、ぞっとした。
金持ちは大体老人だ。若いのがFXでいくら稼ごうと着こなしや立ち振る舞い、テーブルマナー、汲めども尽きぬ教養の泉まで着いてこない。それは僕だ。そこの悔しさを感じ、不足しているという実感を努力の源泉にしなければならない。僕は圧倒的な人間力を持つ人を目標に生きてきた。間違っても金額ではない。
困るのは、ちゃんとした食事が、「老人の金持ち」を相手にするものだということ。老人食。入れ歯を忘れても食えるようにした食事。「花やしき」で食いちぎるようにして食った肉が懐かしい。
貧乏人は植物性の食事が多いようだ。肉が買えないだろ。なのにどうして怒りっぽいのか。謎だ。
十人掛けのテーブルを独占して食事した。こんな流動食にカネを出せるかと怒っていたら、「からけん様はご招待です。」、といわれいっぺんに機嫌が直った。
上の写真はテリーヌ。 野菜はいろんな場合があるがこれはカボチャ。繊維質は濾して取り除く。甘くない羊羹にすれば出来上がりだが、上にゼリーとか寒天とか乗せてあたかもカボチャが海の底のように見える。本来カボチャは甘いのでソースとかけ離れると、アイスとうどんを同時に食うようになる。
これはご存知フォアグラ。これも老人食。このソースはとても美味しくたくさんかかっていたのでパンに浸して食べた。二つも食べた。タダと聞いたら貧乏人はすぐ浅ましさを出す。とても嫌だ。僕は一杯目と二杯目の比較をしようとしたのだ。左は牛のほほ肉。
僕はいらいらしない人間になれそうだ。