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コパトーン 高かった のちにサラダ油でいいことに気が付いた
この香り 条件反射のように海に出た 真剣に遊び楽しく働く
どんなバカでも受け入れる しかし バカを哀れんだのは致命的な失敗だった
ヨットはグリコと似ている。一粒で二度おいしいのがグリコなら一艇で二度うれしいのがクルーザーだ。
一つは買った時。もう一つは売った時。実際買ってみると暑さ寒さに苦しみ、メンテナンスに苦しみ、燃料代に苦しみ、友人たちの無神経な言葉に苦しむ。
つまりあまり面白くないのだ。だが乗っているうちに何度か危ない目に遭う。その時は船に対し同士としての友情を感じる。人間にではない。僕は船を愛している。Performanceの悪い船だが船が命を持っていて僕を助けている気がするときがある。クルーに関して言えばこんな人はいない。カネを出していないからだ。
出航には多くの条件がある。波がよく、風がよく、海流がよく、燃料があり、食料は前日に準備できたか・・・とくに波。ハーバーの僕の船の隣はその筋の方の船だ。僕の船にいたずらするときは間違えない方がいいと思います。その親分が言った。少しでも風力計が動いたら船を出さない。
一つでもいい加減にしてたら命を失う。これを毎日、実生活でやっている人たちだ。じつに四方八方に細心の注意を払っている。その代わり黒潮に乗って太陽を浴びると、まさにそこは、きれいなおねえちゃんとの最高のハーレムだ。やくざを乱暴だと思っている人は誤りを犯している。そりゃチンピラだ。99%冷静沈着だ。1%剛毅果断だ。
ヨットマンならだれでもそうだが、一つでも条件がそろわないと出航しない。沖は白波が立っているから今日は出航しない、というと沖は見えないのでみんなふて腐れる。
今、意見してもいい時か、即座に従うときか、別行動に移行してもよい時か、勝負していいときか・・・様々な条件を勘案し最適化された行動をとる。船の面白さはここかもしれない。
これは、並列計算のことだが意外とコンピューターにはできない。あと10年はできない。50年は実用化しない。